ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

知識と知恵とエイとビート

 

 

 

 

2021/7/3

 

知識と知恵とエイとビート

 

打ち込みのドラムを調節しておりました。

タイコとシンバルの音量とか強弱、微妙なタイミングを、左クリックでコンツロール。本当に微妙な変更でも、結構変わって聞こえるのが面白いです。

ドラムとは、もう十何年の付き合いがありますが、いまだにわからん。フィルのフレーズはもちろん、バスドラのタイミング、グルーヴとか、口径による音の違いと馴染み方の違いとか、いまだにわからんのです。スプラッシュとかチャイナシンバルとかに至ってはもう意味がわからない。この辺の知識はナカシーなんかが詳しいのでよく聞いてますが、まぁわからない。しらない事が多すぎる。無知です。あまりに無知。わからないままいつもアレコレ指図しています。みょーちんよいつもありがとう。

ドラム、バンドを辞めないならば一生付き纏うものなので、しっかり勉強をせねばいかんです。ちょいちょい学習はしているのですが、足りないのが自分でわかります。難しい。

結局、足りてないのは知識というより、経験を伴った知恵なんですよな。大体の知識って、時と場合によるのですよ。「バスドラをこうした方がノリが良い」という知識だけ得ても、そうじゃない方が良い場合もたぶんあるし、なんならノリが悪い事が必要になる曲もこの世にはあります。「ギターの太い音」が必ずしも必要じゃない事を私は知っているように、多量のインプットを経てやっと気づける事、そうでなくては気づけない事が、世の中には結構あるのです。

とはいえ、知識があれば気づきも早くなったり、なければそもそも気づかなかったりしますのでね、知識も大事、この辺がまた、難しいのですよ。