ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

エイアンドアイ

 

 

2021/9/27

 

エイアンドアイ

 

AIノンフィクションのアルバム「エイアンドアイ」配信しました、宜しくお願いします。

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https://linkco.re/9TvDSqdm

 

「自分で歌っている人間が、ボカロを使うのはどういう事か」であるとか「ボカロ、AIという文化の存在」であるとか、そういう事をいろいろ考えておりました。

厳密には私が歌って頂いているAIきりたんは「ボカロ」ではないのですが、その「AIが歌う」という概念はどういう事なのか。AIきりたんというキャラクターは存在しますが、シビアに見ればAIには喉も声帯も口蓋も存在しませんし、呼吸もしておりません。そういう存在が歌う歌、それはどういうものか。

また、作詞者と歌手が違う時、歌詞中の「私は」という単語は、一体誰を指すのか。

そういう事を、結構長い間、薄く薄く考えておりました。明確に答えを出せた訳ではないですが、その問いの中で躍る様子を、たくさん曲にしました。

「エイアンドアイ」AとI、アンサーとアイ、私であり、AIと私の関係性であり、「私」というものについて作ったアルバムです。難しく言えば自己の同一性云々みたいな話になるのかもしれませんが、そういうのはどうでもいいので、何となく聞いて下さいな。深刻な気持ちで作ったわけではないです。もちろん、軽い気持ちで作ったわけでもないですが。

宜しくお願いいたしますぜ。

 

そういえば、私は普段は「俺」と言っていますが、公的な場とかステージ上では「私」と言っていますし、目上の人に対しては「僕」と使うこともあります。何でですかね、何となくです。格好付けてるんですかね。まぁ、結局は全部私ですので。