ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

マンツーマンライブマン

 

 

 

 

 

2022/7/6

マンツーマンライブマン

小倉FUSEにて、ライブでした。

「シンガロンフィクション」と銘打たれたこのイベントは、京都の雄、シンガロンパレードとのツーマンライブであります。

何故平日なのか、何故シンガロンとなのか、そもそもぶっちゃけ、精神性とかジャンル的に、シンガロンとはそこまで深い関係性ではないはず(仲は良いです)。それらの答えは、すべて「成り行き」になります。生きてりゃそういう日もあるのです。

50分との長尺のライブ、さらに地元小倉とありまして、我々ノンフィクションは結構、変則的なセットリストを用意しました。10曲やって、切りどころが4曲、1曲、5曲という、やってる方もかなりの長尺ライブ。MC挟まず5曲連続なんて、ほとんどやったことないです。これはとても疲れます。

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しかしやはりね、いつも観てくれる方、ずっと観てくれている方も、新鮮に楽しめるようなライブにせねばならんと、そう思ってのセトリです。タイミング的に、そうするのは難しい日もありますが、できる限りそういう思いでやっていくつもりです。

結果、お客さんには楽しんで頂けたようで何よりです。昨日練習しながら、うんうん頭を捻った甲斐があるというもの。最後の「ユーベンシルバー」なんて、もうほとんど歌っていませんでしたが、それでも届いていると信じております。

新曲「ゲストワールド」もご披露できてよかった。こちらももっと完成度を上げていきたい。ミドルテンポの、これはバラードなんでしょうか。わからんですが、我々にしては珍しい曲調です。どうぞご贔屓にしてやってください。

 

ツーマンとありまして、シンガロンパレードも長尺で観られて、とても楽しかったです。あいもかわらず、というか、見るたび上手くて、下手な私は泣けてきます。演奏も歌も曲も、全部上手い。芸術ですな。芸術でしたぜ。

シンガロンパレード、もちろん私は好きですし、彼等も我々を良く思ってくれてるとは思います。それでも、根幹の精神性というか、大元の美学のようなモノが、我々ノンフィクションとは少々違っていると思うのです。これは多分、向こうも同じように思ってるんじゃないですかね。お互いにリスペクトはしつつ、マイメンにはならない、のような関係性。

別に、それ自体悪いものではないと思いますし、何度も対バンしていて仲は良いです。例えば「友達」と言っても、会って話して楽しいって人もいれば、休日泊まりに行くくらいの人もいるでしょう。そんな感じです。ホントぶっちゃけて言えば、平日にツーマンを張るような仲ではないと思います。

しかし、それでも今日は間違いなく「ツーマンライブ」でした。お互いが尊重しあって、高め合って、2組でしか出せない空気が生まれたと思います。そういう点において、今日は間違いなく、「出演数2組の日」ではなく「ツーマンライブ」でした。

とても楽しかったです。FUSEも、シンガロンパレードも、もちろんお客さんも、ありがとうございましたぜ。

 

終わった後は、小倉の街に野次を飛ばしながら、打ち上げ代わりの資さんうどんへ。「そろそろ、大人数で飲み屋での打ち上げがしたい」なんて話をしながらうどんを啜り、シンガロンとは別れました。彼等とも、中々に不思議な縁であります。

お互いの道が良いものになりますようにと願いながら、小倉の街を後にしました。

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ありがとうございました。