ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

クローゼットの中の虚空

 

 

 

 

 

2022/8/3

クローゼットの中の虚空

日がな、1日1日、ゆっくりと塗り潰されていく感覚。何かやってるんだか、やってないんだかわからない感覚。曲は作って、練習もしてますが、そのどれもが虚空に吸い込まれて、何もなくなってしまうような感覚。そんな感覚が、夏の日差しと共に肌を削っていきます。

別に、鬱っているわけではないです。年に20回くらいはこういうブログ書いてますしね。だから、この感覚は私の中に常にある感覚なのだと思います。普段は見ていないだけ、いや見ようとしていないだけです。数年前に辞めた職場の制服を、返さなければいけないのにクローゼットの中にしまってあるような状況と同じ、普段は見えないから気になっていませんが、問題は何も解決せずに、健やかなる時も病める時も、間違いなく私の暮らす敷地の中に留まり続けております。

たぶん、一生解決することはないのでしょう。例え私がバンドでかなり売れて、それなりの数の悩みが解決しても、この類の悩みはなくなる事はないと思われます。それはもう、数年前からわかってます。

それでも、ふと頭に浮かぶたび、開き直る事も悩み尽くすこともできず、こうやってまたウダウダと、ブログを書き連ねていくのです。たぶんまた、いずれこういうブログを書きます。ご容赦ください。