ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

ハナビショー

 

 

 

 

 

2022/8/4

ハナビショー

夕餉を喰らっていると、どこぞからドンドンと、音が聞こえてきました。調べてみると、少し離れた場所で花火大会をやっているそうです。夏ですな。夏です。

いいですよな、花火大会。行きたいです。しかし、大抵の場合、花火大会ってのは結構僻地でやってる場合が多いので、花火が聞こえてから向かっても間に合わないのがつらいところ。

もう何年も見てませんが、花火大会に行って、近距離から見上げる花火は良いもんです。音と光と衝撃波が同時に、少し遅れて硝煙の匂いが五感を動かします。夏の夜と人混みと縁日の空気の中、咲き誇る一大エンターテイメントです。遠距離から見るのとは迫力が違いますぜ。

そう、花火。アレも本当に、よく考えられたエンターテイメントです。遠くからチラ見くらいじゃわからんですが、近くでかぶりついて見ていると、中々面白いです。大体の花火は、ピュゥーと音を出しながら、光の線で軌跡を描きつつ、空中で爆発するのですが、それに加えて音がでないやつ、軌跡がでないやつ、両方ともでないやつがあります。それらと発射のタイミングを組み合わせながら、空中でショーが繰り広げられるわけです。軌跡がひとつなのに、空では3つの玉が爆発していたり、軌跡も音もなく突然爆発したりして、こちらの想像を越えてくるのです。

本当、凄いですよ。現地では歓声も起きますしね。1時間くらいのショーであっても、あっという間に過ぎてしまいます。そして花火が終わったら、大抵の場合祭りも終わりなので、少しずつ、なんとなく、場がお開きになっていく。あの空気も中々味わい深いです。すっと正気に戻るような、魔法が解けたようなあの感じ、そして自分もゆっくりと、帰路に着くのです。

 

あぁ、書いていたら行きたくなってきました。今まではコロナで結構なくなってましたが、今年はどっか行きたいですな。行けたらいいですなぁ。