ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

真夏の真ん中

 

 

 

 

 

2022/8/2

真夏の真ん中

しばらくの間、夕方とか夜くらいにしか外出してなかったんですが、今日久々に昼下がりの散歩してみたら、何これ暑すぎませんか。背中が灼けるんですが。みなさんこれ我慢してたんですか。大丈夫だったんですか。すげぇ。

灼けつきながらも、散歩はしていました。茹って死なない程度に休みながら、真夏の真ん中をサンダルで踏んでいました。膨張した熱波と灼きつく明度、蝉の声と半袖の人の群れ、夏の散歩は情緒に溢れています。溢れるどころか、こぼれてひたひたになってるまである。

道中、コンビニでアイスクリンを買いました。九州銘菓、ブラックモンブランです。こいつぁ美味いぜ。

f:id:iijitakahiro:20220802202700j:image

食べながら歩いていると、予想以上の速さで溶けたクリームが手について、しばらくベタついていました。この煩わしさもまた、夏。「はずれ」と書かれたスティックを咥えながら、またしばらく歩く。

道中、地面に転がって空を見上げる蝉を見ました。足も閉じており、その生涯は幕を閉じているようです。お前は生きている間、どの辺りで鳴いていたんだろうな。ウチの近くまで来ていたか?お前の生を賭けた鳴き声を、私は聞いていたんだろうか。

まぁどうでもいいし、さして気になる事ではないです。当たり前ですが、何ヶ月もしないうちに、今鳴いている蝉は一匹残らず死にます。そうやってまた、夏は過ぎていきます。

8月、どの年度を思い出してみても、夏よりも夏の終わりを思っている方が多い気がします。今年もそうなりそうな気がしますな。もう半分くらいは諦めてます。