ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

6月27日 魂が燃える

朝は7:40に起床。書くまでもなく昨夜は更かしているが、今、目覚めは悪くない。水を飲んで、バナナを食らう。

本日は北九州にて、演劇の練習である。ひょっとして、目覚めが良いのはそのせいなのか?考えてみれば、バイトの日は大体朝がキツイ。そうか、ぜんぶバイトのせいかもしれぬ。それだな。

 

ぼちぼちと朝を過ごし、時間なので家を出る。雨こそ降ってなかったが、外は曇天、灰色の空気が滞留している。梅雨に入ってしまったので、自転車が使いづらい。お金もかかるが、日常の運動ができないのも、地味に辛いかもしれない。

歩いて、駅まで行く。少し出るのが遅れたので、少しだけ駆ける。

 

駅から街へ。街に着いたら、近くのコンビニに寄り、昨夜印刷した演劇の台本を人数分コピーする。台本は現在26ページ、私の分はあるので、3人分コピーする。手間もお金も、そこそこかかる。刷り終えたら、水だけ買ってバスターミナルへ。バスに乗って、小倉へ向かう。

 

どうやら高速で事故があったらしい。迂回しての運行なので、多分遅れる。ソウイチロウ君に連絡をし、予約をずらしてもらう。30分ほど遅れて到着。市民センターへ向かい、りんごちゃん、アキラくんとも合流する。職員の方に挨拶をして、借りている会議室へ。

とりあえずは、ボードゲーム。初心に帰って「ナンジャモンジャ」をやる。各々カードをめくって、出た生物に好きな名前をつけていくゲームである。「ギザギザギーザー」「タモリマークII」「槍使い」など、各々のセンスが飛び交う。

あらかた笑ったら本題。台本を配り、机をどけて、読み合わせを開始する。今回は新規部分が多いので、新鮮な気持ちでやる。大分、劇の全貌が見えてきたと同時に、難しい部分も大量に見えてくる。なんとか、克服していかねばならぬ。大丈夫、きっと楽しいさ。

今日は読み合わせで終了。練習が1週間空くだけで、先日とは全然テンポの違う出来映えになっている。これからは、段々練習量を増やしていかねばならんな。予定を合わせて、解散する。

 

雨の中、車でりんごちゃんを小倉駅まで送る。送り終わったら、私がかねてから考えていた奇策をソウイチロウ君に持ちかける。

「映画見に行かない?プロメア」

ソウイチロウ君は快諾、2人でそのままチャチャタウンに向かう。

 

到着。

とりあえずは、飯を食らう。フードコート内のリンガーハットにて、ちゃんぽんをすする。すすったら、上映までまだ時間がある。

我々2人は車に戻り、眠る。お互い、それなりにハードに動いている。このまま映画は観られるけれど、プロメアだけは、良い体調で見たいのだ。

かつて我々がノンフィクションを組む前に、ソウイチロウ君にグレンラガンを勧められ、私はどハマりした。なのでプロメアも、お互い非常に、非常に楽しみに、していた。

この辺の意見は合致して、シートを倒し、1時間ほど目を閉じる。この辺の動きは、ツアーで鍛えられている我々、死角はない。

 

起きる。

さて、映画館へ向かう。チケットを買い、ポップコーンを持って場内に入る。映画館内、音は鳴っているのに静寂なの、良いよなぁ。来るたびに、思う。

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座席に座り、映画が始まる。ちなみに、ポップコーンは2人でシェアできるやつを真ん中に置いている。仲良しか。

 

2時間ほどして、映画が終わる。

終わった後、場内がスゥーと、明るくなるの、良いよなぁ。あんな静かな緊張の緩和は、ライブとかでは味わえないやつ。

 

ええプロメア、素晴らしかったです。

「揚げ物全部のせ丼」のような量感。しかもこの揚げ物、あまり、胃にもたれない奴。あんなに美味いもの詰め込んだら、美味いに決まってんじゃん。ずりぃ。

ただ、全種類載せてるせいで「ああ、この野菜のフライ、もうちょっと欲しかった」みたいな点もある。贅沢な話だけれど。

魂はね、きちんと、燃えました。しばらく戦える。

 

ソウイチロウ君も満足気。色々と語らいながら、滾る気持ちで車に乗り込む。この後は練習だが、やる気は満ちている。やはりね、いいモノ見なけりゃ、ダメですよ。大分無理はしたけど。

 

車は、機材を取りに行き、お嬢も迎えなければならないので、一度宅へ戻る。私はそのまま、スタジオに投げてもらい、スタジオ内でパソコン作業をさせてもらう。いいモノを見ると、やる気が出る。効率よくやる。

ただ、いいモノを見たらやる気は出るが、ボチボチのモノを見てしまったらむしろ不完全燃焼になる可能性もある。やる気を出すために映画を見るのは危険、難しい。

 

時間である。仲間たちも到着したので、練習に入る。お嬢と合わせるのは久々であるが、やっぱり私は、この形態が一番、馴染む。

相も変わらずやる気なさげなお嬢を茶化しながら、練習を終える。彼女はやる気がなくても、やる事はちゃんとやってくれる。ありがたい。機材を片して、お金を支払い、スタジオを出る。

 

車に機材を積み込み、解散する。私はそのまま、高速バスの終電にて福岡に戻る。バスの中でブログを書き始める。今丁度、天神に着いたところ。

もう事務所まで帰れる終電はないので、そのままネカフェに泊まる。明日は朝番である。

大丈夫、プロメアが面白かった、それだけで私は、結構元気。