ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

一過すれば

 

 

 

 

2022/9/5

一過すれば

台風が来ていますな。

窓を開けていると部屋の中の紙という紙が吹き飛びます。かといって閉めているとまだ部屋は少し蒸します。もう切ってしまったクーラーをつける気にはあまりならず、扇風機の首を振らせてはいますが、なんとも過ごしづらい部屋にて、色々作業をしていました。

こうやっていつも夏の終わり際に台風は来て、過ぎ去った頃には街を秋に染め上げています。今年ももうそういう時期になりました。また寒くなるでしょう。この夏の暑さが嘘みたいに。

また今年の夏も、何もしなかったですな。もはや何もしないのが夏と言っても過言ではないかもしれない。そこそこライブをしていた以外は、ひたすらレコーディングをしていたのみです。いわゆる「夏らしいこと」はほとんど何もしていない。川辺を歩きながらアイスを食らっていたくらいでしょうか。それもまぁ、そこそこ夏ですが。

毎年少しずつ、夏が過ぎて行くのが寂しくなくなっている気がします。それがまた、私には寂しいのです。たまたま忙しかったのか、いい加減慣れてしまったのか、はたまた感性が錆び付いてきているのか。何にせよ、少しつらい話で。

 

秋、秋ですか。虫の声と透明な風と夕焼け、楽しみですな。精々楽しんでいきましょう。