ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

ファントムファンクラブ

 

 

 

 

 

2022/11/8

ファントムファンクラブ

AIノンフィクションの新作発表、アルバム公開から2日間のライブを経て、昨日の仕事と酒宴を経て、今日はやっとこさ休みです。いやぁ、10月くらいから中々に怒涛でしたのでね。やっとこさ一息をつくことができましたぜ。息をもう、吐きに吐く。

ライブでドタバタして言及できませんでしたが、AIノンフィクションの新譜「ファントムファンクラブ」は如何でしょうか。ギャリギャリに歪んだ良い曲が揃ってるんで、是非に聞いてみて頂きたいです。

「ファントムファンクラブ」
https://linkco.re/AZsp0b43

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今回のアルバム、6曲全部を「幻想」というテーマでまとめております。どうしようもなく我々は、まだ幻想の中で生きてるのです。今も、今までも、これからも。

我々はいつだって頭の中だけでウダウダと、脳のあらゆる分野を使ってクルクルと、意識無意識関わらず感情を揺らしています。指一本動かさずに、死にたくなったり生きたくなったりします。この世に嫌なものがなく、現状が完璧であるなら、妙な幻想を抱く事もないのでしょう。でもそうでないから、我々はいつだって幻想を抱いているのです。

届かないと知りながら、もう手すら伸ばさないのに、理想だけはいつでも頭の中にある。「ファントムファンクラブ」ってのは、ある意味では自虐です。

 

「何故アルバムを作り、配信までするのか」と友人に問われた事があります。そりゃあ数字が伸びてる訳ではないですし、過去作が評判良い訳でもないです。どれも良い曲だとは思うので、これはもうバンド同様、私の宣伝、広報不足以外の何者でもないです。結局悩むところはバンドとあまり変わらないのは中々にウケます。

何故作るのか、それに対する回答はひとつです。「できたから」それだけです。曲ができたので、出す。単体でなくアルバムでも聞いて欲しいので、アルバムで出す。本当にただそれだけですね。

そりゃあもちろん数字も評判も、あまつさえお金も欲しいです。まだ私は、そういう幻想の下で心臓を動かしています。しかしそれらが得られないからといって、辞めるような事でもないのです。

また作ります。今作を聴いてみて良いらと思ったら、また次も聴いてください。宜しくお願いします。