ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

目標の高エネルギー反応

 

 

 

 

2022/6/2

目標の高エネルギー反応

昼下がり、ちょっとした機会で、5歳くらいのジュブナイルと戯れていました。

大きめの鹿の人形に乗っている彼を、傾けては戻し、傾けては戻し、時に倒して、また戻し、盛大に遊んでおりました。やってもやっても無限に湧くアンコールに、大人を舐めんなとばかりに応えていたので、こっちはヘトヘトになってしまいました。楽しかったですが、疲れましたね。

子供の反応ってのは、嘘や気遣いがないのが良いですな。楽しければ笑うし、そうでなければ笑わない。お世辞も一切ないので、ある意味では恐ろしい話ですが、きちんと応えてくれた時の嬉しさは確かにあります。いやぁ、純粋純粋。

大爆笑で送る20分から30分でしたが、帰る際に彼は、ヘトヘトになった私など見もせずに、元気に帰って行きました。相手が大人ならば薄情を感じますが、子供ならまぁそんなもんです。こういう時に、遊んでやった、などと思ってはいけません。それは大人の傲慢というもの。彼は楽しかったかもしれませんが、別に彼に遊んでと頼まれた訳でもないですし、彼は私がいなくても楽しく遊んでいた可能性もあります。そうなると、むしろ私が遊んでもらったと言ってもいいくらいです。

子供を対等に見ている、というわけではないですが、彼だって一人の人間なのでね。子供扱いはしますが、舐めてはいかんです。私もかつては子供でしたし、彼もいつかは大人になります。27歳差ではありますが、存在としては似たようなもんです。

彼が大人になったとき、たぶん今日のこと、私の事なんて覚えてないでしょう。私はたぶん、しばらくは覚えていると思います。そういうもんだと思います。それでいいとも思います。

しかし、疲れました。バンド界隈、子供みたいなやつは(良くも悪くも)沢山のいますが、真の子供はやはりエネルギーが違いました。アレは見習おうと思って見習えるもんじゃないですな。羨ましいもんですぜ。