ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

あの日見た棒の名前を私はもう忘れた

 

 

 

 

 

2022/11/11

あの日見た棒の名前を私はもう忘れた

思考が、混雑しています。

やらなければならない事とやるべき事、その中でやりたい事とやりたくない事の計4つに分かれ、そのマトリクス表の真ん中を右往左往、上往下住しているうちに、別にやらんでもよい事をやってしまっています。私の日々は大体、ずっとそう。

作業にやる気がない訳ではないのですが、何故か私のノーミソはアレもコレもと複数の作業を同時にやろうとしていて、しかし実際には、複数の作業は同時にできないので止まる、という事を繰り返しています。目に入った文章、三行分くらい同時に言おうとして吃る、みたいな感覚に近いです。実に無能ですな、脳のくせに。

まぁこれは私のいつもの、ある意味ではルーティンでもあります。そうやってしばらく脳内でグチャグチャになってるうちに、重いものは沈んで軽いものは浮かび、いずれ層になってやっとわかりやすくなります。毎度ヤバいと思いながら大体の仕事は間に合ってきました。高校、大学にも受かりましたしね。結果的には有能なのかもしれません。

しかし、この思考がまとまる前の時期が、中々にツラいです。悩みと不安と焦りが掻き混ぜられ、スーパーの安い魚の内臓みたいな苦味を生み出しています。かといって行動には移せず、また思考をやめるわけにもいきません。理科の実験で使ったガラス棒みたいなアレで、脳内はグチャグチャにされています。あの棒の名前はそういえばなんだっけか。私はもう覚えていません。