ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

木と金属と私

2023/5/10

なんとなく、久しぶりにアコースティックギターを手に取り、部屋でジャカジャンと弾きながら軽く歌を歌っていました。久しぶりに持ってみると、アコギの軽さと弦の太さにいつも驚きます。こいつエレキよりでかいのに、妙な感じがしますな。

アコギの音っていうのは、やはりよいですね。エレキよりも誤魔化しが効かないので、私のギターの下手さがバレてしまいます。それでも単体でデカい音は出ますし、何といってもギターから直に出ますからね。ギターと一緒に歌っている感覚はエレキより強く、木と金属と私が一体化するような感覚、そんな音楽が楽しめます。

弾き語り、ってあまり、私はやらんのですよ。というのも私の作る楽曲と弾き語りの相性が、そんなに良くないのです。純粋なコードと響きと、歌の映える曲っていうのが弾き語りには良いのですが、私の曲にはそんなものはない。いやなくはないのですが、とても少ないので困っています。

まぁジャンルの話です。映画にできる演劇、演劇にできない映画、実写化の向いてない漫画、みんな違ってみんないい、そんな感じです。しかし弾き語りってのは、表現者としての地力みたいなのが試される場です。いずれちゃんと臨まねばならんと、ずっと思ってはいるのですがね。それでも変な曲を作ってしまうんですよなぁ。