ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

11月14日 キャントちゃんと

朝は11時に起きるも、寒い。

朝は冷えると聞いていたので、結構重ねて眠ったはずだが、なお寒い。その後は水飲んでいつも通りの眠気に襲われて、目覚めたら14時。

うむ、いつも通りである。しかし今日は寒かったので、起きるのが辛かったという言い訳はできる。

言い訳を、誰にするんだ、私は。

 

改めて14時に目覚める。とりあえずバナナを食べる。コーヒーを切らしていた事を忘れていた、くそ。仕方なくお湯を沸かして、飲む。

昨夜はすべての思いを切って動画作業をし、終わったら4時30分になっていた。しかし動画はできたので、そこはまぁ良しとする。

さて、残りはとある音源作業、明日からの遠征前に終わらせねばならん。今日、夜はもう北九州に行くので、それまでに。

 

が、動かない。存在のすべてが、駆動しない。

録音の準備だけして、適当な動画を垂れ流しながら、作業に踏み切れない。まぁ作業は嫌だが、やらなきゃだ。やる気を出さねば。

しかし今の私には、やる気を出すやる気すらない。エンジンがかからないのではない、キーを指した手が回らないのだ。キーを捻る事を、脳が拒んでいる。

これはいかん、これはいかんと言いながら、時は過ぎる。切り替えようと袋麺に卵を入れて、納豆と共に食べるも、まだできぬ。そうしているうちに、また眠気が襲ってくる。なんなんだ、なんなんだ私は。

「明日から遠征なので、体力と体調は大事」

という大義名分のもと、何もできないまま再び、眠る。私に、言い訳を、与えないでくれ。

起きたら18時過ぎ、日は暮れ始めている。まだ寒いが、脳の調子は悪くない、やっとこさ、動けそうだ。

そういえば、以前差し入れで頂いたコーヒーがまだ残っていた。ありがたい。コーヒーと、少しお菓子も入れる。

よし。

ギターを持って、作業に入る。現在19時前、21時から弾き語り配信の予定もある。それまでに、キメる。

シールドをつなぎ、メトロノームを聴きながら、テゥーテゥーと、ギターを鳴らす。リードフレーズは、苦手である。打ち込みのドラムに合わせるのも苦手である。というか、得意な事、あんまないな。

やり始めさえすれば、大した量ではない。20時30分ほどに、なんとか終える。オラァどうだ、やったぞ、オラァ。

一息つきながら、21時からは弾き語りの配信であるので、アコギを少し弾く。何を歌うか、考える。

 

21時である。配信を、はじめる。

本来、今日は路上に出るつもりであった。しかしこの寒さである。加えて、明日から遠征である。そんな無理をする企画ではない。事務所からの配信とする。

歌を歌う。配信で弾き語りは少し前もやったので、ノンフィクションの曲ではなく、別の人の曲を歌う。「Funny Bunny」「ソラニン」「夜明けの歌」「赤黄色の金木犀」を、しれっと歌う。普通に夜なので、そんなに大きな音は出せず、しれーっと、歌う。

配信を終えたら、出かける準備。3日分の着替えとライブ衣装を詰める。こういう時いつも、忘れ物がある気がする。何度か確認して、出かける。

 

外は寒い。最近は寒い日もあったが、だんだんと寒さが「冷たさ」に変わっていくのがわかる。そろそろ、冬か。もう11月だものな。

早い。

薬局で非常食のカロリーメイトを買い、駅から電車に乗る、電車内ではブログを書く。

普段降りる、1つ前の駅で降り、印刷屋さんに向かう。新しいグッズの値札を作らねばならんのである。パソコンを借りて印刷して、ラミネートまでしてもらう。お金を払って、店を出る。

さて、飯を食って、北九州へ向かおう。ラーメンが食いたい。こんな日はラーメンしかない。ラーメンさえあれば、少しだけ世界が良くなるのだ。

しかし時は23時前、歩きながら探すも、普通のラーメン屋は閉まっている。ことごとくを外し、4軒目の閉店を確認したら、右左肩を落としてマクドナルドに向かう。

ハンバーガーをかじりながら、バスセンターへ向かう。バスに乗る前に食べ終えねば。良い子のみんなは決してマックを、バス内で開いてはいけないぞ。お兄さんとの約束だぞ。殺すぞ。

 

ブログを書きながらバスを待つ。乗り込んで、またブログを書く。一番前の席に座れたので、酔いはある程度大丈夫である。

書き終えたら、北九州にて眠り、明日の朝、大阪へと発つ。

頑張らねば、ならぬ。くそ。