ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

彼彼女とその周辺

2023/5/17

最近、やけにツイッターから虚偽の連絡がやってきます。大体私のツイッターのDMというのは、ありがたい事にライブの誘いを頂くか、ありがたい事にチケットの取り置きを依頼されるかのどちらかしかないので、その聖域にゴミを放置されて大変困っています。

これを送ってんのは間違いなくボットと言いますか、誰かが組んだ仕組みの中で自動的に私は迷惑をかけられているんですが、その仕組みを作った人間であるとか、その仕組みを動かしている人間は何処かに居るわけです。私に金か女かの誘いを送り、あわよくば金をふんだくろうという、そういう薄汚れた意思は、間違いなく地球上の何処かには存在しているのです。

何というか、悲しくなります。それを行なっている人間も、きっと祝福されて生まれてきたはずです。彼か彼女かわかりませんが、誕生日を祝われたこともあるでしょう。大切な人はいるのでしょうか。彼もしくは彼女を大切に思っている人はいるのでしょうか。子供の頃は何になりたかったのでしょうか。「誰彼構わず詐称の連絡を送り、お金を騙し取りたい」なんて、子供の頃から思っていたはずはないのです。

そりゃあ、この世には悪事に手を染めている人間は数多くいます。性善説は素晴らしいと思いますが、その言葉があるという事実が、そのままこの世から悪が消えない証明になります。何処ぞの魔王が言う「光あるところ必ず影がある」というのも歴とした事実なのです。

だからまぁ、憤るというよりも、悲しくなります。人を騙しながら、何を思っているのでしょうか。彼彼女はもちろん、その周りの人間も、何を思っているのでしょうか。食卓を囲みながら、みんなで笑っているのでしょうか。

 

しかしながら、騙す名目が金か女かってのは、あからさまで苦笑してしまいます。エフェクターとかだったら危なかったかもしれません。「KLONのケンタウロス、1万円でどうです?」とか言われたら、わかっていても突っ込んでしまうかもしれません。