ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

ホラーゲームがやりたい

2023/7/20

深化する夏の中、時折ホラーが恋しくなるタイミングがあります。もっと言えば、私はSIRENというゲームがやりたくなります。

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昨年まで、夏になるたびサイレンをやっていました。しかし現行で出ているシリーズはすべてクリアしてしまったため、今夏は欠乏してしまっております。一度クリアしたゲームをやる趣味はあまりない上、そもそも「ホラー」というものは「わからない」という要素の上に成り立っているので、わかってしまったものは限りなくホラーでなくなります。こういうのはミステリーとも似ていますな。困ったもんです。

別のホラーゲームをやれば良いのかもしれませんが、知ってるモノはなんとなく食指が動かないのです。ホラーの映画なり小説なりも勿論あるのですが、数ある「ホラー」の中でもやはり「ホラーゲーム」というのは独自なんですよな。自ら操作して恐怖に乗り込むという点において、ホラーとゲームは相性が良すぎるのです。他のメディアではどう頑張っても鑑賞の域を出ませんが、ゲームならば体感ができるのです。他に体感できるのは精々お化け屋敷くらいのもんですが、夏に1人でお化け屋敷に入ろうもんなら、もうその事実が恐怖なんじゃないでしょうか。

7月もそろそろ後半に差し掛かります。昼太陽が照り、虫が鳴き、世界には毒々しいほどの生が溢れます。夜、外に出れば湿度がむわりと肌を触り、体温に近くなった空気が妖しげに漂っています。ふとした拍子にどこかの膜がべろりとめくれて、いつ異常な世界に入ってもおかしくないような、そんな季節が目の前にあります。もちろん私はもう30年以上生きているので、そんなわけはない事はわかっています。それでもこの予感は消える事はありません。

やはり、この時期にはホラーは一層、味わい深いものになります。旬のモノを取り入れるのは身体にも良いはずなのでね。とにかく私は、ホラーゲームがやりたいのです。