ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

ロクなキロク

2023/12/21

外は降雪、馬鹿みたいな寒さです。外出の予定もなければ、理由もなくなってしまった私は布団かコタツに亡命して一難を逃れていました。この寒さはもはや災害です。何も恥じることはありません。

少し猶予がでてきたので、新曲など作っていました。脳内ではほとんどできているので、まずはドラムの打ち込みです。言うてドラムは未だによくわからんので、頼むぜコージ君と思いながら適当にパチポチ、架空のスネアを鳴らしていました。これは輪郭を認識する作業であるので、デモを作り込む意味はあんまりありません。私の作業しやすさ、気安さの方が大事です。

コピイとペイストを重ねて、ドラマーの腕が3本にならないように気をつけながら、うんうん唸って作り上げました。あとはベース、ギターに、ふんふん歌うボーカルまでは入れますが、この時点での曲の出来栄えはまだわからんもんです。良い曲だと信じて作っていますが、どうなることやら。駄作、なんて言葉は使いたくないですな。例え良くないと思っても、私から出たモノなのは間違いないのです。「曲は自分の子供」とは思わないですが、自分の感情、表現の記録ではあります。曲になるほど上澄んだ思いや感情。良くないと思うのならば、それはもう私の技量の問題です。感情に罪はありません。

頭の中では良い曲のはずです。あとはそれを顕現させる段階で、ミスのないように。慎重に慎重に、満杯のバケツを一滴もこぼさぬよう、慎重にこっちに持ってきます。寒くて手は震えますが、頑張り、ます。