ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

塾長でした

2024/2/12

年に数回しか着ないスーツに身を包み、ネクタイが首元をざわつかせ、革靴に地面との接触インターセプトされながら、本日はイイジ塾、本番でありました。

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一見すればただのブッキングライブですが、本日はそう「イイジ塾」私が塾長として、皆さんを塾生として、私の思う「バンドのやり方」を大いに講義する、そういう日でありました。1組目の「塾長ステージ」から始まり、合間の質疑応答、最後のライブでも実践を交えた解説をするという、私が大いに語り尽くした日でした。塾長ステージではアコギも用意していたのですが、結局は1曲も弾かず喋るだけで、なんと若干、時間を押してしまいました。何をやってるんだ私は。

バンドの方でも最後まで語り尽くし、結局、今日は総合で1時間近くは喋っていたのではないかと思います。しかし内容は結構、良いことを語っていたつもりです。少しは若手バンドマンの皆さんの、タメになったのではないでしょうか。バンドって「良い演奏」の仕方はともかく、「良いライブ」のやり方ってあんまり教わる機会がないのですよな。もちろんそれは定義が曖昧で、求めるものはバンドごとに違うので、とても難しいのですがね。それでも私がバンドを始めていた頃、こういう事を教えて欲しかった、そういった事を語っていたつもりです。

皆で良いライブをしましょう。良いライブ、そればかりは絶対的に正義です。正義なんです。バンドが良くなれば、当人達が気持ちいいのはもちろん、お客さん、対バン、ライブハウス、すべての人に良い影響を与えます。界隈を巡る感情や金銭、ひいては血液みたいなものの循環が少しだけ良くなります。悪いことはひとつもありません。皆で良いライブをしましょう。

 

ライブの終わり、若手の皆さんが「とても参考になった」と言ってくれて、とても嬉しかったですね。報われます。頑張った甲斐があるというものです。語りたい事はまだまだありますし、もっと良い講義ができる気がするので、いずれ機を見てまたやりたいと思っています。

今日我々は大いに教えましたが、しかし我々も、日々若手の皆さんに教えられているのですぜ。いよいよもって発言に加齢臭が漂い出しましたが、そこは間違いありません。

歳上だろうがキャリアがあろうが、同じステージに立つならば対等です。皆で良いライブをしましょう。もちろん我々も含めて、です。我々も、頑張ります。

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