ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

維持の意志

2024/2/13

昼前に、もそもそと起床しました。昨日のイイジ塾、結構力を入れていた事もあって、しばらく生活が荒れてしまっていました。忙しいと生活が散らかるのは仕方ありませんが、余裕ができた瞬間に片付けねば、そのうちに人生の一部がゴソッと崩落します。生活の整頓は、それなりに力を入れねばなりません。

洗濯をし、部屋を少し片し、洗い物をして、買い物にも行っていました。帰ってきたら少し運動をして、ブログを書き、バンドのホゥムペェジを更新し、昨日のイイジ塾の質問の回答をしていました。回答は旧ツイッターにて、「#イイジ塾」で見られます。別に大した事言ってませんが、ご興味ある方はぜひに。

やらなきゃいけない事をやり、やるべき事をやる。たくさんやって疲れました。一歩たりとも前進のない、維持のような諸行動ですが、維持、というのは元来とても大変で、そして大事な業務なのです。維持は生活の土台です。不安定な足元で行われる前進は、とても危ういものなのです。

 

買い物に行く前に、少し散歩をしていました。

ひとつ、イベントを終えた後の散歩は、解放感に包まれて最高です。天候もとても良く、小春日和、という言葉が浮かびましたが、あれは10月くらいの話らしいので、小さく舌を打ちました。こはるびより、実に可愛らしい、こんな日でしょう、こはるびより、って。

少し歩いていると、昔ながらの小さな日本家屋がひとつ、重機によって解体されているのを見ました。特に縁のない場所でしたが、私の子供頃から、ずっとずっと建っている家でした。ふと漂う土の匂いに、少しだけ、物悲しさを覚えました。

少しずつ少しずつ、町の景色は変わります。あと数十年すれば、今の光景も懐かしくなるのでしょうか。私はまた、安い生活を維持すべく、安い量販店へと向かうのでありました。