ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

春巡

2023/4/4

桜の花も散り始めました。ここから、やっとこさ春ですな。少しずつ、装甲の具合を調節していかねばならん時期です。私それ苦手なんで、きっとどこかで風邪を引くでしょう。ライブに影響がでないタイミングで引くことにします。

外は明るかったですが、薄らと曇っていましたね。こういうのを花曇りと言うのでしょうか。春は、何となく曇りが多い気がします。薄らとした白い空、しかし暗くはなく、湿度を孕んだほのかな暖かさが長袖をめくる、春ってのは華やかなイメージがありますが、実際の春はこんなもんです。

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年度も始まり、環境が変わった人も多いのでしょう。春の陽気も相まって、町もなんとなくソワソワしてる気がします。私までなんとなくソワソワしてしまいます。まぁ、私は何も変わらないんですがね。それこそ、ここ10年近くは、自分でもビビるくらいマジで何も変わらないんですがね。

 

もちろん、10年前の私とは色々と違います。前より、色々と深く物事を考えられていると思います。しかしそれは考え方が変わったのではなく、解像度が深まった、という感覚が近く、見ている景色はずっと同じものだと思っています。

例えば同じ景色であっても、花や植物に詳しい人が見れば、見える景色は違って見えるでしょう。そんな風に、私の見ている景色は10年前と大差なくとも、その景色をより深く見られるようになりました。そんな気がします。

また春が巡ります。来年も、再来年も、私が死んでも春は巡ります。今年もまた巡ってきた春の中、昨年とは違うものを見つけていこうと思います。