ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

1月4日

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6時50分に起床。

猛烈な、鈍重。

まったく、眠れなかった。

いや、まったくと言うと語弊がある。

ほとんど、眠れなかった。


しかし、目をつむって横になっているだけでも、70%位の睡眠効果はあるらしい。

盲信して、布団から這い出し、お湯を沸かす。

暗転が脳内でタイムショックしている。

70%ってよく考えたら、6時間やったら4時間ぐらいか、全然眠れてないやん。

だめなやつやん。

 


しかし、窓の外の朝焼けがなかなかにいい色であった。冬の朝が、真一文字に燃えている。

カップにお湯を注ぎ、寒いが、ベランダで火炎を見ながらお湯を飲む。

腐乱死体が、生ける屍くらいには、なった。

 


交通費をちょろまかすのは諦めて、地下鉄に乗ってバイトへ向かう。

今日が仕事始めである。私も含めそういう人は多いだろう。電車内には憂鬱が充満していた。

 


仕事である。

単純な接客業をやっている。

年明けの時勢の挨拶のアレを交わし合い、今年はあまり入れなくなりますすみませんと、詫びる。

バイトも、いずれは辞めねばならぬ。多分結構に先だが、むしろ、そう思って、そうなるように動かねばならぬ。

私の人生が、1時間850円になるものか。

 


甘んじて受け入れながら6時間を過ごす。

 


帰り際、四次元のスタッフうし君が欲しいボードゲームがあるとの事なので、嬉々としてボードゲームショップへ案内する。

 


私は、ウキウキで一つ買おうとした。

うし君のはなかった。

レジで並んでる時間の気まずさ、たるや、いなや。

 


うしくんと別れ帰宅する。

 


1月4日と言うことで、セールでもやっていないかとブックオフへ向かう。

ビンゴである。

野生の勘ならぬ知性の感が、冴えている。

 


この住宅街の、ブックオフの1店舗に、一体何冊の本が、一体、何行の文章があるのだろうか。

本棚に所狭しと並ぶ誰かの創造物、感情、意思。

その元の文章は、恐らく筆者の宅の、筆者のパソコンでタイプされたもので。

そのキーボードを叩く時の指、手の動き、目線と表情、部屋、窓の外の景色。

 


本は、無限に、欲しくなる。

 


筆者のことを考えるのならば、古本屋ではなく、本屋で買うべきなのだろう。

しかし、これについては、本当にごめんなさいとしか言えない。

本当にごめんなさい。

責任を持って、楽しみます。

 


帰宅。

「ノンフィクションの映像」の、フライヤーを作る。

部屋の画像が欲しいので、全体の写真に撮ろうとする。が、少しだけ、その前に少しだけ片付けをする。

こういうところで少しだけ見栄を張ってしまう。

しかしこれも一興ではないのかね。と思う。

それらすべてを含めて私であり、そんな私が作るのが「ノンフィクションの映像」である。

リアルではない、ノンフィクションだ、ここ、大事ね。

 


面白い映像を作るために、普段はしない変な行動をする。というのは、なるべくしないつもりである。

証明する手立てはないが、信用してもらえると助かる。

 


まぁ、日々をカメラで撮っているのは、十分に変な行動なのではあるが。そもそも。

 


帰宅。

実家にて飯を食らい、ナウシカの雑学を兄と披露し合う。私ナウシカ見たことないんだが。

 


事務所に戻る。

やる事は沢山あるが、1月前半はある程度スケジュールに余裕を持って組んだので、逆にどう動くかが問題になる。

このブログを投稿し終えたら、歌の練習をし、明日からのやること少し計画立て、少し本を読み、眠る。つもり。

 


○読む

さよならドビュッシー

 


○購入

少女終末旅行 3.4

和菓子のアン

ソクラテス口説き

ひとさらいの夏

短劇

ハッピーエンドにさよならを

キャプテン・サンダーボルト 上下

 


しめて2500円くらい。

全部読めるのはいつになるか、知らん。