しかしねぇ、「良い眠りのため、寝る前3時間は携帯、TVを見ないようにしましょう」というあの話は、聞けば聞くほどむかついてくる。
仮に私が仕事もバンドもやっていないならばできるだろう、しかし実際、現代において、液晶画面を見ずに過ごすことは、社会を半分断絶する事に他ならない、と私は思う。
大体、夜、誰からの連絡も気にしないでいいし、誰に連絡を送る必要がない、そんな人間は光の刺激関係なく良く眠れるわ。あぁ羨ましい。
朝は6:30に起床。
しかし、猛烈に眠い。昨夜は、寝つきがあまり良くなかった。たぶんそんなに眠れていない、液晶の光のせいかもね、クソが。あぁ、猛烈に、眠い。
しかし、本日はバイトである。
バイトであるなら、行かねばならぬ。
バイトだからキツイ、のか、バイトだから早起きだからキツイ、のか、私にはわからん。両方か。
外は、少し雨であった。
そんなに寒くなく、朝に思案を巡らせながら、歩いて駅へ向かう。
春、だなぁ。
さぁ、バイトである。
いつも通り、同僚と「眠い」「怠い」「帰りたい」と愚痴を言いながら、顧客を捌く。
良いお客様は、本当にありがたい。だが、そうもいかない相手もいる。奴等はね、ほんとにね。もう。
外が結構な雨らしい、そのせいか、結構に人が来る。アーケードの果てにある、我が店舗の立地を恨む。
疲れた、結構に疲れながら、仕事を終える。
これに体力気力を、あまり注ぎたくはないぞ、私は。くそう。
終わり、同僚と飯を食いに行く。
中華料理屋の料理って、想像の3分の2くらいの量でこない?しかも、その割にそんなに安くない。
そんなことを話しながら、チャーハンを噛む。やはり、もう少し欲しい。まぁ、美味しいのだけれど。
帰り、100円ショップにて、Tシャツ製作に使う木枠を探すも、目的のものがない。ぐぬぅ、ガッデマ。
事務所に戻る。
コーヒーを入れ、少しお菓子、少し仮眠、そして、作業だ。さぁ作業だ。今日も今日とて、動画を切り刻む。
作っている映像、とりあえず、全貌は見えた。あとは微調整と、字幕をつけるのみ。
またこれも、結構かかるのだが。
ひと段落したので、ギターを弾く。
正直、ギターを弾いている暇がないのは、やばい気がしてきた。もう何が本業がわかんないぜ、くそ。
我々は、演奏の上手さを推すバンドではないが、「格好良い」とは昔から言われていた。
しかし、ライブをやれど全く人が集められなかったので「練習もだけど集客努力をしろ」と怒られた。
それで、自分なりに集客努力をしてみた結果、数字は対して増えず、演奏の上達もあまりしてないという、結果になりましたとさ。
どうすりゃ良かったんだろうな。
わからんまま、十年経ってしまったぜ。
んん。
実家にて、飯を頂く。
つくしの、卵とじを、頂いた。
つくし、つくしである。春だなぁと、思う。
前に、ソウイチロウ君らが、つくしを食った事がないと聞いて驚愕した覚えがある。つくし、我が家では春に結構食べるのだが。
さて、いつもならここで事務所に戻り、適当にサボったりしながら「あぁ我作業できず」なんて嘆いて寝るのであるが、本日はなんと、実家にパソコンを持ってきたのである。これで、作業をし、なんなら実家に泊まってやろう。
事務所にある、ベッドおよび無限の欲望はない、これは作業がはかどるぞと、私は今燃えているのだ。
TVをBGM代わりに、なんとなく談笑しながら、パソコンで動画を作る。
結果、あ、まぁ、それなり。
んん、できなくは、ないかな。うん。
実家にて、眠る。
うん、うーん、うん。
もやもやする。