ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

3月6日 夢中アンド霧中

しかしねぇ、「良い眠りのため、寝る前3時間は携帯、TVを見ないようにしましょう」というあの話は、聞けば聞くほどむかついてくる。

 


仮に私が仕事もバンドもやっていないならばできるだろう、しかし実際、現代において、液晶画面を見ずに過ごすことは、社会を半分断絶する事に他ならない、と私は思う。

 


大体、夜、誰からの連絡も気にしないでいいし、誰に連絡を送る必要がない、そんな人間は光の刺激関係なく良く眠れるわ。あぁ羨ましい。

 

 

 

朝は6:30に起床。

しかし、猛烈に眠い。昨夜は、寝つきがあまり良くなかった。たぶんそんなに眠れていない、液晶の光のせいかもね、クソが。あぁ、猛烈に、眠い。

 


しかし、本日はバイトである。

バイトであるなら、行かねばならぬ。

バイトだからキツイ、のか、バイトだから早起きだからキツイ、のか、私にはわからん。両方か。

 


外は、少し雨であった。

そんなに寒くなく、朝に思案を巡らせながら、歩いて駅へ向かう。

春、だなぁ。

 

 

 

さぁ、バイトである。

いつも通り、同僚と「眠い」「怠い」「帰りたい」と愚痴を言いながら、顧客を捌く。

 


良いお客様は、本当にありがたい。だが、そうもいかない相手もいる。奴等はね、ほんとにね。もう。

 


外が結構な雨らしい、そのせいか、結構に人が来る。アーケードの果てにある、我が店舗の立地を恨む。

 


疲れた、結構に疲れながら、仕事を終える。

これに体力気力を、あまり注ぎたくはないぞ、私は。くそう。

 


終わり、同僚と飯を食いに行く。

中華料理屋の料理って、想像の3分の2くらいの量でこない?しかも、その割にそんなに安くない。

そんなことを話しながら、チャーハンを噛む。やはり、もう少し欲しい。まぁ、美味しいのだけれど。

 


帰り、100円ショップにて、Tシャツ製作に使う木枠を探すも、目的のものがない。ぐぬぅ、ガッデマ。

 


事務所に戻る。

コーヒーを入れ、少しお菓子、少し仮眠、そして、作業だ。さぁ作業だ。今日も今日とて、動画を切り刻む。

作っている映像、とりあえず、全貌は見えた。あとは微調整と、字幕をつけるのみ。

またこれも、結構かかるのだが。

 


ひと段落したので、ギターを弾く。

正直、ギターを弾いている暇がないのは、やばい気がしてきた。もう何が本業がわかんないぜ、くそ。

 


我々は、演奏の上手さを推すバンドではないが、「格好良い」とは昔から言われていた。

しかし、ライブをやれど全く人が集められなかったので「練習もだけど集客努力をしろ」と怒られた。

それで、自分なりに集客努力をしてみた結果、数字は対して増えず、演奏の上達もあまりしてないという、結果になりましたとさ。

 


どうすりゃ良かったんだろうな。

わからんまま、十年経ってしまったぜ。

んん。

 


実家にて、飯を頂く。

つくしの、卵とじを、頂いた。

つくし、つくしである。春だなぁと、思う。

 


前に、ソウイチロウ君らが、つくしを食った事がないと聞いて驚愕した覚えがある。つくし、我が家では春に結構食べるのだが。

 


さて、いつもならここで事務所に戻り、適当にサボったりしながら「あぁ我作業できず」なんて嘆いて寝るのであるが、本日はなんと、実家にパソコンを持ってきたのである。これで、作業をし、なんなら実家に泊まってやろう。

事務所にある、ベッドおよび無限の欲望はない、これは作業がはかどるぞと、私は今燃えているのだ。

 

 

 

TVをBGM代わりに、なんとなく談笑しながら、パソコンで動画を作る。


結果、あ、まぁ、それなり。

んん、できなくは、ないかな。うん。

 

 

実家にて、眠る。

うん、うーん、うん。

もやもやする。