6:30、目が覚める。
6:40にかけた目覚ましが目覚める前に、目覚める。これだけでもう、買った気分になる。
まぁその10分間で何をするかと言えば、結局は、うつらうつらと、まどろみて過ごす。そのうちに目覚ましが起動し、うるさいので、仕方なさげに私も起動する。
朝は雨が降っていた。
空もまだ完全に明けてもなく、少し暗かった。
あくびをしながらお湯を沸かし、フーと冷まして、スゥーっと飲む。バナナも食べる。スウリッと皮を剥き、モニャアと食べる。
本日はバイトである。
ブログを見てくれている人は知っているだろうが、本日は、随分と久々のバイトである。数えてみると、実に10日ぶりのバイトとなる。
「そんなに働かなくて大丈夫なのか?」という疑問の人もいるだろう。何を隠そうと私もそう思うし、そんなに大丈夫ではない。
しかしまぁ、今年はバンドが、ノンフィクションが十周年の年である。
捧げる、という言い方はあまり好きではないが、それなりに、込めているつもりだ。
あの、自分を大きく見せるのって苦手なんですよね。今また「それなりに」って言葉も使いましたし。「全力で、人生全部をバンドに込めてます」みたいに言える人が羨ましい。
自分に自信がないわけではないし、過剰に謙遜をしたいわけではない。しかし私より頑張っている、色んなモノを捨てて動いている人を沢山知っているので、どうしても比較して、「全力でやっている」とは言えなくなってしまう。
頑張ってはいると思いますよ、私は。
しかし、世の中の「頑張り」って、だいたい相対評価なんですよ。頑張るだけでは意味がないことも、当然にあるし。
だから宣伝とか、下手なんだよなぁ、私は。
「だから下手」って、言い訳している辺りも、また駄目なんだなぁ。
閑話休題。
やはりそれなりに寝たので、気分はそれなりに、良い。活力がチャージされているのが、わかる。寝るって大事。
このまま、バンドの諸作業に取り掛かりたいが、残念、本日はバイトである。有り余るこの活力を、接客業へと割くことになる。ガッデム。
久しぶりのバイトなので、追加の活力、味噌汁、卵、納豆を入れる。フル装備に近い状態である。
着替え準備し、いざ、家を出る。
「フル装備」って単語、いいよね。中二、というか、小二心をくすぐられる。
外は雨である。
傘をさして駅まで向かう。
外出の用事がなければ、雨は好きなのだが。
雨の日の地下鉄は、そりゃそうだが、人が多い。
痴漢に間違われれませんよーにと祈りながら、吊革と揺れる。
バイト先に着く。
同僚に挨拶を交わし、準備をする。
さぁバイトだ。10日ぶりのだからと言って、やる気はまぁ起きないが、観念はする。
捌く、捌く、捌く。
不本意ながら、動き出したら無駄にやる気が出てしまったので、変に突っ込んだ作業までやってしまう。これにエネルギーを使っている余裕はあまりないのだが、やる気、出てしまったのは仕方がない。
職場環境の整えに、両手足を動かす。
数時間働いたのち、定時となる。
それなりに暇であったので、ほぼ定時近くで上がれた、これは嬉しい。更衣室でジャンプの新刊を読む時間ができた。読み、帰る。
外に出ると、とても良い天気だった。朝の雨が嘘のようだ。
出かけは寒かったので、それなりの厚着をしてきたが、少し暑いくらいに感じる。
これから、だんだんと、薄着になっていくのだろうなぁ。春だなぁ、ほんと。
帰り道、しばらく行っていなかった、バイト先近くのボードゲーム屋に寄る。中古で安いものがあったので、買う。
「欲しい」と思ったものは買うか悩むが、「あ、これは買う」と思ったものは、遅かれ早かれ、いずれは買うだろう。いずれ買うなら、あとは「いつ買うか」という問題、定価なら悩むが、その時、中古で安いものがあるなら、それが一番お得であろう。
という訳で、安かったので、買う。
最近買いすぎな気もするが、安かったので。仕方がない。これは本当、仕方がない。
そして、とある約束のため、ライブハウス四次元へ向かう。
店長と軽く挨拶、そして置かせて貰っているボードゲームを、今度の小倉ボードゲーム会のため、回収する。このために、バッグをふたつ、持ってきたのだ。
少し店長と話したかったが、忙しそうなので、失礼する。
結構な荷物を持って、駅へ向かう。
帰りの電車で、ブログを少し、書く。
事務所へと戻る。
戻ったら、また作業。
新譜のジャケットの締め切りが近い。ラストスパートをかける。
だいぶ、イメージ通りに作れたと思うが。やはり餅は餅屋であり、私はせいぜい米屋である。見落としや、知らぬことがあるんだろうな。きっと。
友人らに相談をしながら、進める。
「ちょっとの素人感」で全体が安くなってしまうのが、とても怖い。しかも私かて素人なので、それに気づける保証はないのだ。怖い怖い。
作業をひと段落。
運動不足と年齢を考えて、少しスクワットをする。適当な動画で間をもたせながら、太腿を痙攣へといざなう。
夕方、実家へ。飯を頂く。
中学生くらいから噂には聞いていた「岡田 幻の銀侍」という名前の人間が実在したことに驚いたことなどを話しながら、飯を食らう。
幻の銀侍、都市伝説だと思っていたぜ。
コーヒーまで頂き、事務所へ戻る。
さて、事務所で作業。
と思っていたら、中くらいの疲れがきている。やはりバイトなどすべきではない。職場環境など、整えなければよかった。どうせまた散らかるのに、くそう。
まぁ、なってしまったものは仕方があるまい。
なんとかブログを書き、なんとか終えたら、なんとか少しだけ作業をして、眠ろう。
明日もバイトなのだ。もう。
締め切りが、近いぞ、ちくしょーめ。
私に活力と時間をくれ。あわよくば、お金もくれ、頼む。