ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

3月20日 ついてないことについて

6:40、携帯電話が鳴動を始める。


その音でゆっくりと目を開き、おぼろげな意識の中で、スヌーズ機能と格闘する。

押しては返す一大スペクタクルな戦いはたっぷり3分ほど続き、一糸乱れぬリズムで攻めるアラームに、ついに私は折れてしまった。観念して起き上がる。

果たしてこれは、敗北か勝利か。


さて、起きる。

いつも通りお湯を沸かす、バナナは、切らしている。味噌汁と卵と納豆を入れ、将来的な血肉とする。

 


本日も、バイトである。

寝起きの気分は、なかなか悪くなかった。

なんとパソコンを起動して、少し作業までやってしまった。5分くらいだが、作業は作業。達成感にひたる。

 


ひたりながら、本日は天気も良いので、ひさびさに、バイト先まで自転車で向かうことを決める。たまには交通費をちょろまかさねばなるまい。

着替えて、荷物を軽くし、家を出る。

 


自転車にまたがり、えいやっと漕ぎ出す。

さぁ、ここから街まで、30分ほどの旅が始まる。鼻歌ついでに、、音程を取る練習をしながら、両脚に力を込める。

 


しかし、外はなかなかに、春。

気温もそうだが、街全体が、春の準備を始めている。寒いのも飽きて来たので、春は大いに歓迎である。

漕ぎ始めは寒かったが、10分も漕いでいると暑くなってくる。信号で止まった隙ににジャケットの前を開けて、また漕ぐ。

 


街に着く。

バイト先に着く。

着替えて、社員番号を打ち込み、出勤。

あくびをしながら、レジの誤差を数え始める。

 

さー、仕事だ。

本日も暇でありますように。

 

 

 

本日は、とても忙しかった。

春のせいか、非常に、非情に、個性的な方々に多くご来店あそばされ、我々の精神はすり減る一方であった。

こういうところに、体力使ってる場合ではないのだけどなぁ。これ、昨日も言ったな。

 


とにかく、何とか仕事を終わらせ、退勤。

気分を晴らそうと近くの店で間食でもしようと思ったら、閉まっていた。どうにも、ついてない。

したかない、間食は道中にゆだねる。

 


さて、はじめに自転車で来たということは、終わりに自転車で帰らねばならぬということだ。鍵を開け、留め具を外し、漕ぎ始める。

また、30分の旅が始まる。

 


しかしこの旅は、なかなかに、信号で、止められる。

4つくらい連続で止まった時は、さすがにどうかと思った。

どうにも、ついてない。

 


さて、間食であるが、第一候補の、アグレッシヴなたい焼きの店に近づくと、人が並んでいた。諦めて自転車を進める。

あれ、おい、ついてないぞ。

 


第二候補。道中カレーの匂いがしたので、カレーパンが食べたくなった。パン屋に寄るも、少しお高めのパン屋であった。仕方なく、200円のカレーパンを購入。頬張る。

うまいが、うん。うん。

 


そういえば、漫画を買おうと思っていた。

本屋に寄るも、ない。

 


ちょっと待ってくれ。

本当に、ついて、ないんじゃないか、今日は。

 


色々引きずりながら、何とか帰宅。

もう私は疲れてしまったよ。青みがかった息を吐きながら、布団に潜り、仮眠を、取る。

 


30分後目覚めるも、布団の中で確信を持つ。

私は、やはり、疲れている。

これは、どうしようも、ない。

 

しばらくは、枕と溶け合う。

 


1時間後、さすがに起床。

バンド業務を進める。CDジャケットの締め切りが、近い。近すぎる、というか、明日だ。

ほとんどできてはいるが、調整は結構にある。

 


空間把握能力と、眼球の色彩機能を、ふんだんに駆使する。

しかし、やはり疲れている。

 


夕方、実家へ向かう。

飯を頂く。その後少しだけダラダラさせてもらい、事務所へ戻る。

 


戻って、また作業。

行程は大詰めであるが、後回しにしていた重箱の隅たちが、徒党を組んで逆に私を隅に追いやろうとしている。負けてなるものか。


そんな奮闘中、データを保存をしようとすると、ソフトが落ちるという愉快な出来事もあった。

復元はできたが、本当、今日はなんなんだ。ついてないぞおい。

 

 


Gtソウイチロウ君に作業のヘルプも頼み、23時を回ったのでとりあえず私はブログを書き始める。


23:48、そろそろブログも書き終える頃だろうか。書き終え次第、また作業に移ろうと思う。

 


あ、しかし今日はついてないので、もう寝て明日やるかも、しれぬ。どちらか、わからぬ。