ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

3月24日 ボードゲームは作品である

朝、6:40、自宅で目覚める。

連日北九州でソウイチロウ宅だったため、本日やっとこさ、自分のベッドで目覚める


やはり、自宅、良い。

睡眠時間は今ひとつではあるが、流れが良いので、精神的な負担はすくない。そこそこ眠いが、嫌にはならぬ。

 


とりあえず、お湯を沸かし、飲む。

少しして、味噌汁に卵を落とし飲み、朝食とする。バナナは切らしている。また買わねばならぬ。

 


本日はバイトである。

接客業ゆえ、土日のバイトは忙しくなりがちである。時給は少し上がるが、基本的には疲れる方が嫌。

そう思うと、味噌汁と卵だけでは足りない。しかし体力をつけようにも、食料の買い置きがない。以前に差し入れでもらった菓子を食べる。感謝しながら、血肉とする。

 


荷物を背負い、靴を履き、さて電車で行くか自転車で行くか。

迷ったが、天気がいいので自転車の鍵をひっ掴み、家を出る。

 

朝を全身で浴びる。
うむ、やはり、天気が良い。

もうコートは着ていない。少し冷たいが、距離が近くなった空気がとても気持ちがよい。

息をひとつ吐く、もう白くはならないな。

自転車のハンドルを掴み、足を蹴る。

 


日曜日の、しかも朝方。通りにはまだ人が少ない。閑散とした街を、青空が照らしている。チリチリと自転車の音、遠くの車の音だけが、空気を揺らしいている。

とても、良い。

 


30分ほど自転車を漕ぎ、バイト先へ到着、駐輪場に停め、職場へ赴く。

昨夜の職場の送別会、そのままの人がいたりする。徹夜で、働くそうだ。元気でいいなぁ、おい。

 


着替えて、タイムカードを切る。打刻されたカードを、できることなら切り刻みたいが、だいぶ厚めなので我慢する。第一に、ウチはパソコン管理なので、そもそも無理ではある。

 

 

さーて、仕事である。

やはし日曜、客人は多い。

多いがしかし、それを予測した従業員の数のため、作業の精神的負担は、普段とどっこいといったところ。

並み居るお客様方を、次々に捌いて、切り刻んでいく。

 


少しして終わる。

終わったら、鮮やかに退店す。

最近はバンド業務もあり、バイトのシフトが全然入っていないので、勤務時間を記入する台帳が真っ白である。ウケる。

 

 

 

帰り際、先日の熱が納まらず、ボードゲーム屋さんに赴く。

ありがたい事に、先日のボードゲーム会で少しご寄付を頂いたので、それも使って、またボードゲームを買う。

ボドゲ会、また、面白くしていきます。

 


ボードゲームは、作品です。

有名なのは人狼なんかもそうですが、ちょっとしたシステムで、プレイヤーを深く深くゲームに没入させるのは、本当に凄いです。

トランプほど運ではなく、麻雀ほど複雑でもない、そういうたぐいの新しい「遊び」は、脳味噌の、普段使わない部分が燃えて、興奮します。

もちろん、ゲームには玉石色々ありますが、完成度の高いものなんかは、本当に、美しさすら覚えます。アートであるとすら言えます。

 


そういうもので、ついつい、集めてしまいます。

 


ボードゲームはドイツが本場なのですが、あちらでは普通に職業として「ゲーム作家」がいるくらいです。年間で大量のゲームが出ております。すげぇな、すげぇです。

 

 

まぁ、結局は、買ってしまう自分への、言い訳なのですが。

 


また一つ、また一つと、家にパッケージが増えていくこの感じ、音楽始めた頃、歌える曲を一曲ずつ増やしていったり、エフェクターを一つずつ増やしていったりする感覚に、とても似ている。

嬉しいものです。

 

 

 

さて、ホクホクで自転車を漕ぎ、帰宅。

疲れているが、今日も作業をせなならぬ。

しかし疲れているゆえ、あまり、できない。

やはりバイトなぞ、するものではない。

 


それでもいくつか、「やればすぐ終わるけど中々やらない」作業をすまし、やった気分にはなっておく。

 


夕方、実家へ、飯を、頂く。

久方ぶりの、実家飯である。

満足と栄養を、存分に頂く。

 


団欒を終えて、事務所へ戻る。

諸連絡を交わし、ブログを書き始めて、今。

 

 

 

そろそろ書き終えるが、この後をどうするか、悩む。

今からでも業務をこなすか、もう思い切って寝てしまうか、どちらがいいのか。

 


きっと、中途半端に、なるんだろうな、きっと。