ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

4月6日 坊主憎けりゃ袈裟固め

朝、6:40に、起床。

お湯に、バナナ。本日もバイトである。

 


うむ、見事に、毎日が、繰り返しである。

社畜とは、こういうものなのかもしれぬ。


私の社会的地位はバイト以下であるが、実際は「ノンフィクション」という会社の社畜みたいなもんである。

しかもこの会社、凄いぞ。現状、給料は全くなし。それどころか、金を払わねばならんのである。


私は、仕事を管理するのも自分なので、適度にサボってやれているが、これにキチンと管理が入るのが、所謂ブラック会社なのであろう。

しかも、仕事は、やりたい事ではないかもしれない。想像したら、怖すぎる。

それで言ったら、やりたい事をやっている私は、まだマシなのか。

 

 

しかしね、私は言いたい。

これは私が望んでやっている事だが、やるべき事の中には、好きでない事は数多くある。

それを愚痴ったりすると「でも好きでやってんでしょ?」みたいに宣う奴は、いる。

 


違う。何故好きな事は、関連全て好きでなければならんのだ。「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」の逆を行っているのか。料理好きな人間が「洗い物がめんどい」って言ったら「料理好きなら我慢しろよ!」と返すような、奴等は一体何なんだ。ほんと。

 

んん、始まりから愚痴っぽくなってしまった。

つまるところ、私にも自分を社畜という権利があると。そういうことだ。

そういうことか?

 


絞りきれない眠気と戦いながら、家を出る。

電車か自転車か迷ったが、桜がもう散り際なので、自転車で行くことにする。

 


繰り返しの町並みを、また30分ほど漕ぐ。

桜は、まだ、強かった。

 


バイト先、着。

遅刻した同僚に頬を膨らませながら、働く、働く。そして、疲れる。


朝から昼過ぎのバイトというのは、昼食の時間が不安定でよくない。

家を出る前の朝食が7時、そこから働くと、昼食が3時前後とかになる。

8時間もあれば、胃液が暴走するのは至極当然であるし、その後の夕食の流れも押す。あまり望ましくはないなぁー。


結局この日も退勤後、15時過ぎに、同僚と飯に行く。

「トンカツは時間かかります」と言われたので「じゃあチャーハンで」と言ったら、「はいチャーハンお時間頂きますねー」と厨房に消えた店員、貴様の顔は、忘れない。意図を、汲むのだ。


しかしチャーハンは、美味であった。

 


また自転車を漕ぎ、帰宅。

土曜であるので、やはり人は多い。

春も爛漫もしている。私も、遊びに行きたいもんだぜ。

 


また30分、路側帯のコンクリートを削る。

 


帰宅。

とりあえず、水を飲む。

何だか異様に疲れている。本当に、異様である。

これはいかんと、少し仮眠をとると、さらなる疲労感が巻き起こる。

今日は作業を、大詰めせねばいかんのに。これは、どうすればいいのだ。

 


作戦変更、心身のリセットをせねばならん。今日は夕食も実家に戻らない予定であったが、あえて早めに実家に帰る。

そして夕食を早めに頂き、事務所に戻る。


コーヒーを入れ、ふぅと息をつき、パソコンと向かい合い、作業が始まる。

動画を、つめる。いつまでやってんだ私は。


切って貼って、貼って、切る。

作業も終盤に差し掛かったので、精神的には楽ではある。

感覚、明日には、何とかなりそうだ。


終わりが見えると、やっとやる気が湧いてくる。逆に言えば終わりが見えるまでは、基本的に苦痛でしかない。

「では、作業ごとに細かく終わりを設定すれば、よいのでは?」

そういう話もあるが、私はそんなに器用ではない。

 


ふっと、気が切れたので、小休止。またボードゲームについて調べる。最近の数少ない癒しである。

 


少しして、ブログを書き始めて、今。

書き終わり次第、また作業を始めよう。

あぁ、眠いぜ。くそう。