朝である。
8時に起床する。
眠い、眠いが、昨日よりはマシである。
起きて、お湯を、飲む。
少しして、味噌汁卵納豆を、入れる。
いつもの、朝。
さて、何をするか。
とりあえず、今夜公開する予定のMV、その最終確認をする。
3回ほど見つつ、ちょいちょいと調整する。
うむ、これで、良いだろう。エンコードやらコーデックやら、未だにわからない処理を施し、ユーチューブにあげる。
公開予定を、21:00にセット。
時限式の仕掛けに、少し、心が折れ沸く。
さて、昼までに、もう少し動こうか。
次のライブから出す予定の、Tシャツを、刷る。
ハンガーにシャツを通し、台に乗せ、原版を置きインクを置き、シュゥッと、刷る。
数枚刷ると、インクがなくなる。しまった、買っておくべきだったか。
5枚ほど刷って、とりあえず終える。
出来栄えは上々、楽しみにしておいておくれ。
原版に残ったインクをシャワーで流し、外で乾かす。外、今日も寒いな、おい。
さて、昼食は、どうするか。
ちょうど、色々と、切れてきたところだ。買いに行くとしよう。少し厚着をして、外に出る。
天気は曇りではあるが、空気は悪くない。歩いて行くとする。
ちゃんと歩いたのは、なんだか、久々な気がする。そんなはずはないのだが。
スーパーへ。
卵、納豆、乾麺、乾燥ワカメ、チョコレート、コーヒーフィルターも買う。昼飯代わりの、調理パンも二つ買う。
途中、白い杖のおじいさんがいたので、ちょいちょいとお手伝い。義務義務。
ハムチーズのパンをかじりながら、帰宅。
うむ、うまい。
事務所に着くなり、コーヒーを入れ、アップルパイをかじりながら、飲む。
さてどうするか、どうするかというか、ちょっと、気が抜きたい。MVが終わって、ツアーにおけるデカい作業はあらかた完了した。
ちょっと、気を抜きたい。
気になるところがあって、昨日も見た、「盾の勇者の成り上がり」というアニメを見てみる。
気になり、原作、アニメの評判、ウィキペディアも読み込む。
なるほど、色々、見えてきた。
自分なりに、脳内で批評をまとめる。
さて、もう少し気を抜きたい。
ので、また外出、Tシャツ用のインクを買いに行く。
近場で帰る場所を探すが、3軒周っても、ない。もう明日でもいいかとも思ったが、何か、勿体ない気がしたので、結局天神の方まで走らせる。往復1時間ほどペダルを漕ぎ、インクを2つ買って、事務所に戻る。
階段を登っていると、向かいのマンションの階段の踊り場にいる子供が、こっちを見ている。手を振ると、振り返してくれる。かわいい。
向かいのマンションに住む、外国人の子供である。茶色い癖っ毛が、とても、かわいい。
向こうが、ふっと、しゃがんで壁に姿を消し、別の場所から現れて、笑う。
面白くて私も、笑う。
少しの間、マンション越しに、2人でしゃがんだり立ったりする。少年はめっちゃ笑っている、私も、笑っている。ややすると、手を振って少年は消える。私はまだ、笑っている。
ありがとうな、少年よ。
またやろう。
さて、何をしようかと悩んだが、主催が近いので、練習をする、ギターを弾いて、歌う。これは、夜にはできんので、先にやっておこう。
ちょっとすると、夕方、実家へ。
実家である。
飯を頂く。
兄と、昼にまとめた、アニメの意見を、話す。
昨日は伝えられなかったものが伝えられて、満足。こういう、「感情を分解、言語化」する作業は、とても大事である。議論対象がアニメであるとか、関係なく。
言葉は凄いが、言葉は全てではない。
言葉になる前の、感情の揺らぎ。それは巨大な泉のようなもので、言葉なんてものは、そこで獲れる魚にすぎない。
魚を見れば、その水質がわかる。水質を伝えるためには、より多くの種類の魚を獲らねばならぬ。
そんな風に、私は思っている。
して、事務所に、戻る。
そして、二年半ぶりの、MVを、公開する。
随分と、遅れてしまったが、宜しくお願いしたい。
「ユーベンシルバー 」
言いたい事は、曲中で全て言っている。
言いたい事を、言う、その心情を聞いて欲しい。
そういう、曲です。
から、しばしツイッターを眺める。
届いて欲しい人に、届いていく様子が、とても嬉しい。
届いて欲しい人に、届く。
これ以上嬉しいことは、中々ないぞ。
ありがとう。
しばらく、チップとデールの動画を見ながら、ツイッターの成り行きを見守る。通知が来るたびに、嬉しくなる。ありがとう。
しかし、MVはMV。これもひとつの作品ではあるが、「ノンフィクション」というものの一部でしかない。
全体を、より良いものを、お見せできるよう、研ぎ澄まさねば、ならぬ。
頑張ります。
とりあえず、そこからブログを、書き出す。
終えたら、もう一度Tシャツを作り、眠るだろう。
MV、こちらです。
よければ、観てください。
とても格好良いですよ。
「ユーベンシルバー 」