ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

5月22日 ヴァーサスヴァイラス

あ、さ、は、6:50、に、起床。

頭が揺れる、身体が重い、これだけならいつもの事だが、今日は寒気と、くしゃみも起こる。瞬間で、確信した。風邪を、引いた。

なんとなく、昨日からそんな気はしていたので、それなりには想定内ではあるが、やはり風邪は風邪、キツイものに、変わりはない。とりあえず水を飲み、バナナを食らう。

このままベッドに倒れこみたいが、時間はない。本日はバイトである。普通に行くなら、7:15には家を出らねばならぬ。しかしこれは、これは、無理だな。その時間に出るには、身体中の信号を引き剥がさなければならない。そんな事したら、マジでバラバラになる。しかしバイトを休む選択肢もない。なるだけ迷惑を、かけたくないのは当然であろう。

同僚に、少し遅れる旨を連絡して、ゆっくり、ゆっくりと、体調を立ち上げる。言って睡眠時間も多くはないので、もう少し寝たかったが、起きられる自信がない。ベッドに腰掛け、ゆっくり、ゆっくりと、起動させる。

 

普段より30分ほど遅い、時間である。着替えて外に出る。私の気分とは裏腹に、とても澄んだいい朝だった。こんな日は自転車で行きたいが、流石に無理である。眠気で開かない片目を転がして、駅まで歩く。その行為は「歩く」というよりは、「適宜な方向転換をしながら足を前に出す」というものだった。そのくらい、キツイ。

 

駅から駅へ、街の並をくぐって、バイト先へ。同僚に詫びて、半刻遅れのタイムカードを刻む。さぁて、しごと、だぁ。

出勤を30分遅らせた甲斐もあり、寝起きよりは、それなりに身体が動く。無心で、働く。幸いにして、店は暇であった。救われる。ありがとうお客様。たまにはやるじゃないか、お客様。

時間である。手早く終わらせる。基本的に定時で上がれない仕事ではあるが、今日は珍しく時間通りに終わることができた。ありがたい。すぐに帰りたいが、少しだけ用事もあるので、そのまま店内を借り、息を抜く。存分に身体をしぼませたのち、店を出る。

 

街を行き、四次元を目指す。直接の用事はないのだが、明日知人がワンマンをするのである。しかし生憎、私は明日、朝から20時間くらい北九州にいるので、観に行くどころか顔すら出せない。あんまりなので、差し入れを前日搬入しに行くのである。

ドラッグストアに寄って、物資を整える。ついでにレモン飲料を飲んで、一応の体調を気遣う。風邪、仕事中は平気であったが、終えるとまた脳に浸透してきた。四次元までの歩きも、少ししんどい。

四次元に、着。差し入れをお願いし、帰宅する。駅へ赴き、電車で飛んで、帰宅する。電車の中では、ブログを書いておく。

 

駅から歩いて、帰宅する。今日はもう、川沿いを歩く余裕もない。真っ直ぐに、帰宅する。部屋に戻り次第、ベッドに倒れこむ。あーこれ、結構に、きつい。そこから寝りゃあいいのに、携帯を、いじいじしてしまう。休むすらロクにできんのか、私は。少ししたら携帯を置き、少しだけ、眠る。こういう昼寝は久しぶりだ、とても、気持ちが、よい。

 

目が覚めて、もうちょい寝たいが、時間なので実家に行く。飯を頂く。終わりには、風邪薬も頂く。風邪薬、正味、わからんのよね、効いたか効いてないか、なんとも、言えぬ。

事務所に戻り、しかしすぐ寝るわけにもいかぬ。明日は演劇の練習がある。台本を、書かねばいかんのだ。書くぞ、かく、ぞ。あぁ、しかしキツイけど、ただでさえ追いついてないのだから、やらねば、ならん、でしょう。くそ。しぬぞ、くそ。