ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

5月30日 何もしてない日(嘘)

朝、7時40分、アラームで目が覚める。

目が覚めるも、体が重い。疲労が、抜けない。自分の体積の、疲労が占める割合が、日に日に増えていく。呻き声を上げながら、ベッドをのたうつ。本日は演劇の練習である。8:30には、家を出ねばならぬ。

携帯を見ると、ソウイチロウ君から着信が入っている。なんだろうと掛け直すと、出ない。なんだよ、と思いながら、もう5分だけ眠る。

5分後起きると、着信が入っている。しまった、音を消していた。掛け直すと、出ない。なんだよ、文を送れ、文を。

と、連絡を見てみると、演劇の一員、りんごちゃんが本日病欠との連絡。確認と同時くらい、ソウイチロウ君からその旨の連絡が入る。そういうことね。

 

さて、どうするか。演劇、練習は、そりゃあしたいさ、せねばならん。しかし、正直、私もピークである。4人練習なら行くが、3人では...あまり迷う余地はなかった。中止の連絡を入れる。台本の新規部分だけを画像データで送り、朝食の味噌汁と納豆を入れたら、もう一度眠る。

 

起きたら、14:00であった。流石に、寝たなぁ、私。寝たのは10時くらいで、起きたら14時。なかなかのもんだ。明らかに、足りていなかったんだな、睡眠。いい機会だった、ありがたい。

起き上がる。さすがに、頭はクリアである。しかし、今日はもう、あまり事を起こさない事にした。こないだ読んだ本に「ADHDの人間は、「何もしない日」を無理矢理作らないと死」とあったのだ。この際、その日にしてしまおう。

あとはもう、この日は、堕落の一途。袋麺を食べたら、インターネットをサーフィンし、ゲームをし、飽きたら眠る。繰り返す事、4時間くらい。当然、やらねばならんことは沢山あるが、今日はもう、何もせんのだ、ワシは。ひたすらに、堕ちる。ちょっとだけ散歩をして、また繰り返す。


して、夜になった。さすがに、ちょっとはせねばならぬ。毎月を歌う企画、ヒズミ回奏、その録音をする。というか、これにいたっては締め切りが明日、かつ明日はライブなので、今日のうちに仕上げておかねばならん。歌詞を確認して、アコギを持つ。

 

今回のヒズミ回奏、忙しいので、ワンコーラスだけにしようと思っていたが、思い立ったので、フルでやる事にする。これが間違いだったかもしれぬ。歌詞の続きを考えるも、出ない、出ない、中々、出ない。しかし、今更ワンコーラスは、なんかプライドが許さぬ。脳を搾って言葉を探すと、せっかくの休みでできた余裕も、少しだけ漏れてしまう。むぅ。

何とか歌詞ができると、今度は録音である。これがまた、中々上手くはいかぬ。なんたって、コードもメロディも数日で考えたものである。そりゃあ、上手くはいかぬ。それが面白いのだけれど。

 

結局、予定時間少し過ぎて、何とか録音を終える。急いで準備をして、家を出る。こうなって、しまうんだよなぁ、私は。前の余裕は何だったんだ。

自転車を、漕ぐ。道を、急ぐ。そろそろパーカーは、夜でも暑いな、もう。


天神、一瞬だけ、アーリービリーバーズに行く。友人たる、それ媚びとバンズが来ているのだ。本当は見に行きたかったが、今日は何もしないので、仕方がない。

挨拶をして回る、だいたいし終えたが、バンズの松尾くんが、いない。探すも、しかし時間である、アーリーを出る。すまない。

高速で自転車を停め、走ってバスに向かい、出発1分前のバスに乗り込む。いつもこうだよ、私は、ほんと。

バス内にて、液晶と戯れていると、酔う。酔いながら、北九州へ着く。くそ、乗り物酔いとかいう概念、死なんかな、くそ。

フラリと歩いて、ソウイチロウ君宅に着く。現在、ソウイチロウ君はFUSEにいるため、ここにある車を私が動かす事になる。キーを回し、発進させ、仲間たちを迎えに行く。

 

お嬢とみょーちんを迎え、FUSEに入る。連絡が怠っていたせいか、お嬢は眠っていたらしく、若干不機嫌である。すまない。準備を整え、練習をする。明日はライブなので、確認がメインである。ここでやって、体力を使っても、あまり意味はない。ちょっとだけ、新曲もやる。

終わり、片付け、また車を出す。明日の時間を確認して、各々を送り届け、ソウイチロウ君宅に、インする。明日も、というか本日がもうライブである。鮮やかに、眠る。