ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

7月7日 「七夕」って、どう考えても読めない。

起床、昨日もまた夜は更かしたが、なんだか妙に寝起きは良い。目覚ましが鳴る前に目が覚める。

少しの寝で天国の日もあれば、沢山寝て煉獄の日もある。これもうわかんねぇな。顔を洗い、水を飲み、バナナを食らう。本日もバイトである。行きたくねぇなぁと思いながら、いつも通り長針が半周したくらいで荷物を持ち、家を出る。

 

あぁ、朝だなぁ、朝。ん、朝?何かがおかしい。目覚ましは今日止めていないが、そもそも鳴ったか?あれ?

時間を見てみると、現在6:20。

完全に早い。普段より1時間も早い、なんぞこれは。そりゃあ6:50に掛けた目覚ましが鳴るはずもない。なんだこの間違いは、なぜ目が覚めたのだ、私よ。5:40に起きてんじゃないよ。

 

こんなに早く行っても仕方ないので、戻る。そこまで眠気はないが、明らかに睡眠時間が極少なので、危険は感じる。掛けた目覚ましをもう少し伸ばし、眠ることにする。

 

して、7:15、起床。あぁ、ちゃんと煉獄である。納得はしたが、つらい、くそ。

準備をして、家を出る。自転車でもよかったが、明日からは遠征である。体力を考えて、電車を使う。

 

駅から電車からバイト先へ。着替えて、タイムカードを討つ。さぁて、バイトである。

 

本日は日曜日である。日曜日、まぁ忙しいさ、忙しい。忙しくてピリる同僚2人に我関せずと無心を貫き、中立のまま業務をこなす。心を亡くすと書いて、忙。この場の3人全員が心をなくしていた。やーね。

 

いつものように適度なサボりを見せる訳にもいかず、燦々と働く。あぁ、サボりたい、サボりたい。

よく考えたら、バイトと店って、どう考えても共益関係にないのが面白い。店は忙しくなければならず、バイトは暇なほど嬉しい。忙しくても、給料変わらんのだもの。そりゃあ、暇な方がいいさ。

ただ暇な店は暇ゆえに人員は要らず、あまりに暇すぎると、店が消える。その辺の塩梅は難しい。

 

1時間押しで仕事を終える。やはり、何だかんだ福岡の繁華街、天神の日曜である。人の数はそりゃあ多い。多分今九州で一番多いだろう。こんなに沢山人がいるもんだなぁと、つくづく、不思議に思う。しかも一人一人が違う人生ときたもんだ。面白い。

 

仕事を終え、一旦お金を下ろし、公共料金とクレジットを払いに行く。催促も共に祓う。残高が減れば減るほど、命も減っていく気がする。余命はそんなになさそうだ。んもう。

 

バイト先に戻り、控え室でパソコンを叩く。ノンフィクションの映像、そろそろ仕上げねばならぬ。しかし、何だかんだ7時間の仕事の後である。疲れはある。緩慢な動きで、映像に字幕をつけていく。なんという、のろま。サボる時のスピードはあんなに早いのに。

 

結局作業はそんなにできずに、店を出る。今日は北九州に、ライブを見に行く。我々の数少ない後輩たるワガマンマのレコ発である。

バスターミナルから、高速バスに乗る。走れなかたに号。コンクリートを切り刻め。

 

寝ようと思っていたがなんか眠れず、適当に携帯をいじる。そうこうしているうちに、小倉に着く。道中から、ドドン、ドドンと、祭太鼓の練習が聴こえてくる。この時期の小倉の風物詩である。夏、だな。これは。

 

FUSEへ着く。結構な人だかり。そして、若い。そしてもう、全然知らない人だらけである。数人、知り合いを見つけて安心する。

私は、人見知りではないと思うが、「話すのが不自然な場」に突っ込めるほど強くもない。私が強く出られるのは、私に興味を持ってくれている人か、そうでなければたまたまである。


少しして、オーシャンズというバンドが始まる。凄まじい疾走感を叩きつけていた。激しい、そしてきっと若いだろう。最近はもう、若いというだけで、軽く嫉妬をしてしまう。MCまで含めて、全てが愚直であった。ひねくれているわたしには、少々つらい。


終わって転換し、ワガマンマが始まる。主催ともあって気合いが入っている。新曲いいなぁと思いながら、見る。GtVoのケンシンは20歳になったらしい。マジかよ。わたしは30歳だぞ、おい。


公演を、見る。

「演奏は荒かったが、気合いは十分だった。まだ若いしそれでいいと思う」

とは間違いなく思うが、当人らは多分こんな感想クソほど聞きたくないであろう。もっと練習、しようぜ。


アンコールまで含めて終了。頑張れワガマンマ。

さて、この後は、今まさにFUSEで働いていたソウイチロウ君と共に帰ろうと思った。片付けが終わるまで、友人と挨拶、話をする。後に、松屋に飯を食いに行く。道中、知人に会ったりする。「会ったことをブログに書いて」と言われたので、書く。書きました。戻ってきて、ブログを書きながら、待つ。


ソウイチロウ君が上がり、車で共に帰る。色々話しながら、スーパーにも寄って、物資を購入する。

 

明日からは、また大阪遠征である。帰ってきて、ブログの続きを書き始め、書き終え次第、眠る。

 

そういえば今日は七夕であった。もう終わったが、気がついてしまった。

織姫と彦星は無事に会えただろうか。この街からは、星が見えない。