ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

精一杯、存在の証明

バンド練習でした。

地味に年明けて初です。初スタジオです。楽しかったです。

 

十執念を終えて、我慢していた分をひたすらに遊んで、とても楽しかった。

楽しかったのだけれど、ギターと感情にディストーションをかけ、アンプをもって増大し、バンドで音を掻き混ぜると、えもしれぬ充足感に満たされて、「これやな」ってなる。

血液が巡る。心臓が活きる。存在を実感する。この音はリアルである、この振動はノンフィクションである。

 

「音楽をやることで、存在を証明する」

なんて、言葉にすると、いかんね。しょうもなくなる。

違うのだよ、音楽が存在であり、存在が音楽であり、互いが互いを証明しているのだよ。縦の糸はあなた、横の糸はわたしと、それに近い。

それこそ、言葉にできないから音楽にしているのだよ。つまりはそういう事なのだよ。

ゆえに、私はやめる訳にはいかない。

というか、やめる事は、できない。

 

さだまさしの「言葉にできない」って、いいよなぁ。そんな事を思い出した、夜。