ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

ムカシナジミ

2023/6/19

アバウトアルームの天才ギタリスト、谷くんと遊んでいました。

f:id:iijitakahiro:20230619203902j:image

ラーメンを啜り、何故か海を見て、おうちにお邪魔して犬コロどもを撫で殺していました。犬ども、可愛過ぎて死にそうでしたね。楽しかったです。

f:id:iijitakahiro:20230619204019j:image

海を見ながら、犬を撫でながら、音楽の話だったり、ビジネスの話だったりを、噛み合ったり、噛み合わなかったりしながら楽しく話していました。同い年のバンドマンも随分減ってしまったので、とても嬉しい事です。彼は私にはない行動力に溢れているので、色んな世界に顔を突っ込んでいて凄いですね。とても尊敬をしています。

どんな話をしても、結局根っこのところには、我々も歳をとってしまったなぁ、というモノがあります。アバウトと会ったのは十年前くらいになるでしょうか。あの頃はお互い大学生の延長線上で、調子にだけ乗って何処までも行ける気がしていました。しかしお互いに30歳を越えまして、あの大学時代さえも「前」より「昔」の方が似合うようになってきました。色々と考えることも増えまして、昔に比べて苦労も増えた気がしますが、昔は昔で苦しかった気もします。

彼、および彼等は行動力やらコミュニケーション能力があるので、昔に比べて様々な世界へ手を伸ばしていますが、我々はといえば当時とほとんど変わらない日々を過ごしております。なんとも言えない事ですが、まぁこういうのはセンスの問題です。我々にはそういうセンスがないので、これはもう仕方ないのです。無理をすれば脳は溶け、身は炸裂します。それはこの十年で身に染みてわからせられてきました。

我々は我々にできることを、彼等は彼等にできることをするだけです。きっとそれでいいのです。しかしまぁ、これからもバンドでも、友達としても、一緒に生きていけたらとても嬉しいですな。ただでさえ友達は少ないもんでね。宜しくお願いしたいですぜ。