2020/10/12
不変なる普遍
ノンフィクション、練習でした。
形而上にいた新曲を、現世に引きずり下ろしていました。
地獄みたいな曲を作っています。コロナ禍がなければたぶん思いついてない曲なので、そういう意味ではコロナウィルスのお陰でできた曲であります。
ただ、コロナ禍について歌った訳ではないです。そうすると、コロナ禍が終わったら使えなくなってしまうので、武器としては粗悪になります(そういう「特効」みたいな武器も世の中にはありますが)。
なので、コロナ禍において、私に何がもたらされ、何故こんな気持ちになっているのか、意味を少しずつ還元して、根底の心情を歌えば、芯の強い曲になります。
いわゆる「文学的」みたいに言われる歌詞が、直接的に意味が分かりづらいのは、そんなふうに還元されているからだと思います。「出先で自転車がパンクした悲しい」なら先日の私の話なのですが、「不運により喪失して空を見上げる」ならある程度みんなの話になるのです。
わかりづらくする事で普遍性を持つってのは、考えてみれば変な話ですな。個人的なことを歌うのも良いのですが、私はもっと、普遍的にいきたい。
そもそも、私の普遍が、みんなにとっての普遍なのかは、わからないけれども。
新曲、期待していてくださいな。
次のライブは10/24(土)、小倉FUSEです。