2021/2/8
戦慄なう
これでも、結構な数の作品には触れてきたつもりです。音楽、本、映画、ゲーム、演劇も少々、ボードゲームでさえ、私は作品だと思っております。楽しめたものもあり、退屈なものもありましたが、どれもこれもそれぞれの作品性があり、それぞれの味わいがありました。
インドアで物心ついた人間なので、これはもうそういう人生として、需要も供給もほとんど途切れる事なく今に至ってきましたが、その道中、定期的に、衝撃に出会う事があるのです。初めて読んだ恩田陸の小説であるとか、CMで流れたピロウズであったり、たまたま出会った映画であったり、色々です。それらの瞬間は今もなお、背景の細部まで精巧な写像が、額縁入りで脳内に飾られております。
また、出会った瞬間は衝撃であったものの、時と共に薄れるものもありました。自分でも、なぜ当時あれだけ熱中していたのか、不思議なものもあります。ひょっとしたら存在さえ忘れてしまってるものもあるかもしれませんが、そういう作品も、私の中にはあります。
今、読んでいる本に、私は衝撃を受けております。
この衝撃が前者になるか、後者になるか、わかりませんが、戦慄する精神を抑えながら、ページをめくっております。
この作品はホラーです。私はホラーは結構平気でわりかし観ているのですが、少なくとも私の人生の中で一番怖い本になりそうです。
読み終えたら紹介します。万人にオススメできるものではない、どころか、好きな人には薦めたくないようなモノです。もし私に子供ができたとしても、絶対に読ませたくない。
そんなものですので、過度な期待はご遠慮くださいな。