ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

枠と理由

 

 

 

 

2021/8/29

 

枠と理由

 

ノンフィクション、練習でした。

最近は、どうしてもライブも練習も久々になってしまう。しかしそれゆえ、やるたびに大事さと楽しさを確認できる。悪いことばかりではないです。

しっかりやっていきましょう。

 

もうすぐ9月になります。我々は9月にも、4本のライブが入っております。中止にさえならなければ、演奏はする予定です。こんな御時世なので「来てください」とは言えません。しかし我々は、やります。ただ、やります。

昨今のフジロックから、昨日あったらしいヒップホップのフェスから何とも言えない状況に追い込まれています音楽界隈。私も正直、微妙に思っております。元からルールを守る気がないヒップホップのフェスはもう論外として、フジロックも世間からは責められております。人が多くなれば、その分決まりを守らない人も増えていくので、私も開催自体にも少し懐疑的ではありました。結局配信見て楽しんでしまったのは事実なのですが。

アレは良くてこれはダメ、線引きをどこにするのか。「ルールを守って開催している」という点で見れば我々がこれからやるライブもフジロックも同じですし、その後はともかく「開催」という枠だけ見ればヒップホップのフェスも変わりません。なんなら飲食店だって一緒です。しかし陽性は増え続けている。それは止めねばならんのは間違いないのです。

答えは出ませんが、ライブはやります。理由は、我々がまだルールの中にいるからです。国や県の基準の数字を守っる事ができていると思いますし、そうなるように努力をしています。我々くらいのライブの規模ならば、お客さんについてもある程度制御はできます。まだ、我々は枠の中に居る事ができていると思います。

もちろん、それはやる理由の一つであり、やらないための理由もいくつもあります。しかし現状では、やる方の理由を優先している、という形です。何も思ってない訳ではない。やるかやらないかは0か100かですが、いくつもの途中計算式を張り巡らせているのはご理解頂きたい。

なので、その枠の中に居られなくなったら一度ライブを止めます。その枠の中に居る限りは、やろうと思います。

もちろん、絶対の安心なんてありません。来る来ないはお客さんの自由です。来てくださいとも来ないでくださいとも言えません。しかし我々は、やるのです。