ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

霜月のおわりに

 

 

 

 

2021/11/30

霜月のおわりに

11月が間もなく終わる。これで今年も、残りはあと1ヶ月。いよいよもって大詰めである。

時が経つのは早い。歳をとればとるほど早くなるらしいけど、あまり変わってない気もする。小学生か中学生くらいから、時が経つのは早いと思っていたような気もする。1年は早いと思うけれど、細かい思い出を辿れば、まぁ妥当な長さな気もする。

何にせよ、やる事をやれば時間が過ぎる。やらなくても過ぎる。1日は24時間で過ぎる。1年よりもむしろ1日の24時間の方が早くなっているきもする。原因はわかっている。行動の合間に挟まる、ポケットのゴミみたいな怠けである。しかしあれを挟まず作業を続行すると、結構体調を崩すのもわかっている。上手いこと折り合いをつけねばならん。

昔から、何だかんだ、やるべき事はやってきた。やってない宿題もほとんどないし、何だかんだ受験も突破してきた。しかしバンドとなると、明確な「やるべき事」がないのが私を惑わせる。それは自由と呼ばれるもので、心地が良いのもまたタチが悪い。

自分が何をすべきなのか。何処に向かっているのか。数字を探究するべきなのか。外交を増やすべきなのか。良い曲をつくり、良い演奏をする。究極はそれだけで良いとは思っているが、現実それだけでは良くなく、私の理想には辿り着けない。そもそも私の理想というのも、私自身が深く理解できてないかもしれない。文章化されていない絵画みたいな抽象的な理想は、形は変わらないまでも、脳の奥でいつも姿を変える。

そんなよくわからん気持ちのまま、今年も残りは1ヶ月となった。今年は何があっただろうか、そう振り返るのも、まだ早い。あと1ヶ月、残りライブは5本。やるべき事は沢山あるし、やれる事も沢山ある。結局のところ、どの道にしろ、やらなければ推進することすらできない。やらねばならん。やらねば。