2021/12/9
名前をつけてやろう
夕前の空、実に見事な、うろこ雲でした。これがどういう空模様とか、どういう気圧条件でこれが生まれるとか知りませんが、この空は実に、綺麗。
例え、これに「うろこ雲」って名前がついていないまま現代に至ったとしても、みんなこの雲を「うろこ雲」って呼ぶでしょうね。そういう形。まぁ見たまんまなんですが。
歴史の中で色んなものが名づけられて、最初はどれも通称だったのだろうけど、みんなが呼ぶうちに公称になっていす。そんな風に現代まで、あらゆるモノが名づけられてきました。モノだけでなく、感情とか概念とか、目に見えないものも大体は名づけられてきました。これも人間という動物の習性と考えれば、中々面白いもんです。
ただ、目に見えないものは決して目に見えず、そして私の中のモノは私にしか感じられないのです。私の中にはまだ、名前のついていない概念がいくつもあります。公称にするような気はないですが、誰かが名づけてやらねばならんのです。言葉だけじゃ足りないものもある時は音楽を添えて。そうやって名づけてやらねばいかんのです。たぶん、これが私の習性なのです。