ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

ドリルの朝

 

 

 

 

2022/5/16

ドリルの朝

屋上の補正工事があるという話は聞いていましたが、まさか朝の9時から私の部屋の真上をドリルされるとは思ってもみませんでした。凄まじい振動と轟音でゴキゲンな朝を迎える事ができました。おはようございます、ちくしょうめ。

本日仕事はないですが、昨日も遅かったので脳味噌は活動を拒否しています。また寝ようと思っても、アイファンで音量マックスにしたラジオが掻き消されるくらいの轟音が頭上から降り注いでいるので、とても無理です。なんなら床もちょっと揺れてるし。ギターも共鳴して「フォーン」鳴ってます。なんだこれは。

このまま動こうにも脳は動かず、寝ようにも眠れません。外に行こうにも、浅すぎる眠りで体力も戻っていません。完全なるデッドロック。ここが私の死に場所か。

防音を凝らし、耳を塞ぎ、なんとか15分程度の睡眠を2回挟んだら、たまらずエスケープ。一度実家へと戻り、そこでなんとか眠れました。起きてみたら時は15時を指していて、あまりにも失意。

実家を出て、近所の純喫茶へ行き、今後の展望をまとめる。本来なら午前中で終わらせる用事だったはず。実に悔しい。ドリルへの怨恨を募らせながら、白紙に今後を刻み込みます。

 

この工事は1ヶ月くらい続くという話。流石にドリルは一時だけでしょうが、気が滅入る話です。

しかしまぁ、仕方ない事は仕方ない。私がどうしても、この工事は止まりませんし、工事が止まっていずれ困るのも我々です。何かが起これば、それに耐えてる人は必ず生まれるのです。今回はそれがたまたま私、及び最上階に住む人々だったという話。耐える他ありません。

大丈夫、ドリルごとき屁でもありません。耐えるのは慣れてますから。バンドを始めてからずっと、もしくは、生まれてから、ずっと。