ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

その言葉

 

 

 

 

2022/6/9

その言葉

夕方、友人と電話をしていました。バンドとしての在り方、これからの動きについて、色々と相談をさせてもらっていました。こういうの、自分だけでは見えない観点もあるので、外から言って貰えるのはとてもありがたかったです。これからの展望も、薄らと見えてきました。もう少し練って、行動に移すとします。

 

バンドについて、「売れなきゃダメ」とは言わんですし、売れを目指さなくてはならないとも言いませんが、自ら「売れなくてもいい」って言ってしまうのは違いますな。明確に、違います。それを言っていいのは既に売れている奴か、今後一生自主企画にしか出ない奴だけです。

結局、ライブハウスにしろ個人にしろ、誰かの企画に出る以上、動員とお金は永遠に絡む問題です。それも自分だけでなく、他の誰かとの共益も複雑に絡んできます。そんな中で売れてない人間が「売れなくてもいい」って言うのは、その誰かを蔑ろにすることになるんじゃないか。と、私はそう思います。例え向こうがそれを了承していても、それに乗じて開き直るのは失礼にあたると思うのです。

だから、模索をしていかねばならんのです。例え売れないとしても、「売れなくてもいい」と言ってしまうのだけは、避けなければならんのです。私の好きな方々、頼むから、これだけは、言わないでいて下さい。もしくは売れてから言ってくれ。頼みます。

 

そして私がそうこう偉そうな事を言っても、我々が大した数字を持っていないのも事実です。想いがどうであれ、数字が出てなけりゃ社会的には大して変わらんもんです。その辺りは、とても悔しい。

でも、それでも、何とかしようという意志だけは、あります。それは絶やしてはならんものだと思います。色んな人に、まだしばらくご迷惑をおかけするとは思いますが、必ず、借りは返します。どうか待ってやってください。