ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

スージーと私

2023/6/28

今年も半年が経とうとしています。私は真面目なので、ここまでのバンドの経費を精算していました。ありがたいことに得られたお金と、顔をしかめながら払ったお金と、悔しながら失ったお金を計上して、ノンフィクションの血液の循環をエクセルに流し込んでいました。

こうして見てみると、ありがたいことに、結構お金を頂いているのだと驚きます。グッズもひとつ2000円とかなので、当日に物販で計上していると実感はないのですが、ちゃんと並べてみると、ちゃんと数字になるものですな。何回も言いますが、ありがたいことです。ありがとうございますぜ。

しかしもちろん、凄まじいまでの赤字はあります。借金をするほどではないですが、とても裕福には暮らせない数字がそこにはあります。まぁこれが我々の現実ってもんです。それもまたノンフィクションなのです。

だけれどもまぁ、失っているのはお金だけです。お金はもちろん大事ですが、もとより贅沢な暮らしは望んでいないですし、お高い遊びもあんまりしないので、楽しく生きてはいけます。ひょっとしたら幾許かの信頼も失っているのかもしれませんが、それはもう仕方ないです。溜息には謝るしかないですし、許容には感謝するしかないです。

何をやっても、数字で残るのは集客、そしてお金しかないので、表を見ていると何の成果も上がってないような気もしてきます。ですがまぁ、もともと数字とは関係ないところでバンドをやっているつもりです。数字には残らない何かを残していくのがバンドだと思っています。もちろん、どっちもあるに越したことはないのですが、どっちかしか無理だと言われればこちらを選びます。それがしたくてバンドをしているので。

とはいえ、数字が出ていないのは、シンプルに格好は良くないです。そこを言い訳なんてする気はありません。頑張ります。頑張りますってもう14年言ってるんですが、果たして私は頑張っているのでしょうか。もはや自分でもよくわらんです。生きていきます。