ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

十数年前からのコメット

 

 

 

 

2022/7/27

十数年前からのコメット

AIノンフィクション新曲「コメットコミット」公開しました。どうぞ見てやってください。

https://youtu.be/fFhCI28KPAk

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「死にたいんじゃなくて、終わらせて欲しいだけ」っていうのが、この曲の中枢になってます。そんな時が、時々あります。

死んだり消えたり殺したりするのは、やっぱり人間って社会性の生き物なので、多方面に迷惑がかかってしまうんですよね。それに面倒ですし、なんだかんだやるべきではないです。こう考えると、大体において迷惑かけられたから死を選びたくなるというのに、その行為には人の迷惑を考えてしまっているというのは、少し苦笑してしまいます。皮肉がよく効いて香ばしい。

だからまぁ、全部終わりだったらどんだけ楽かって話ですよ。そこには責任も迷惑も何もない。自室で誰かひとり首を括るよりかは、比較的にはハッピーなんじゃないでしょうか。

 

作り終わって少しして、ふと昔見た小説、伊坂幸太郎の「終末のフール」にて、似たような台詞があったのを思い出しました。「全部一緒に終わるから、少し安心している」みたいな、そんな感じの事を誰かが言ってましたな。高校生くらいに1度だけ読んだ本が、十数年かけて浮かび上がってきたのは、中々面白いもんです。やはり本は読むべき。