ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

佳境にて、待つ

 

 

 

 

 

2022/10/24

佳境にて、待つ

あと2歩違えば風邪を引く、くらいのライン上をもう2週間くらいフラフラしております。くしゃみをしては厚着をし、暑くなっては脱ぐの繰り返し。季節の変わり目も後半戦、いかがお過ごしでしょうか。

現在、私は佳境です。遠からず発表する事がありまして、そのために向けた最終調整をしています。液晶を睨みつけながら、まばたきの5倍くらいのペースで左クリックをし、少しずつ作業を進めております。

最大の敵は、時間とか疲れではなく、パソコンの読み込み時間であります。楽曲をひとつ開くたび、少し決定して書き出すたび発生する数分のロード。これが辛いです。何かをするにはあまりにも短く、何もしないにはあまりにも長い、そんな人生みたいな時間がいちいち挟まれているので、大いに悩んでおります。テンポが良くない。音楽も人生も、テンポってのは大事ですよ。

テンポの悪さってのはね、本当に人生に良くない。何かをやろうとした時それができないってのは、凄まじいフラストレーションです。一度止まるたび、「止める」「タイミングを見る」「始める」という三つの行動が強要される事になるのです。数分もない赤信号を待つのが面倒くさいのもそのせいです。折角の、滅多に出る事がない希少なるやる気が、どんどんと磨耗していきます。

しかしまぁ、取れる手段はありません。私のパソコンもそこまで弱卒ではないはずなんですが、それでもそれなりの年月を戦ってくれています。ここ数年、いかなる時も私と共に一生懸命頑張ってくれています。多少速度が遅くても、それに文句を言うのは野暮ってもんです。頑張って書き出してくれ。私も頑張って待つぜ。