ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

フアンクラブ会員

 

 

 

 

 

2022/11/24

フアンクラブ会員

起きたら仕事をして、その後はベースの録音をして、その後は歌詞を書いていました。意識が高くてとても格好のつく日になりましたが、その実は単に締め切りがヤベェだけです。普段はこんなペースで動きませんし、動けません。もっと遊びたい。

わりかし忙しい日々なので、ゆっくりしたい気持ちは沸き立ちますが、別にそこまで嫌ではないです。何かに追われているのは気持ちが悪いですが、それでやる作業自体を嫌悪しているわけではなく、むしろ結構楽しくできています。なんだかんだ、やはり何かを作るのは好きなんですな。私は。

不安なのは、きちんと完成するのかということ。こればっかりはいつも不安です。楽器を構えて録音ボタンを押すたび、白紙のノートを目にするたび、少し怯えたような気持ちになります。前回はできたが、今回はできるのか。完成は前提、あとは完成度をどれくらい上げられるのか。時間は有限、周りの人も私の人生も、一度決めてしまったら何も待ってはくれません。間に合わなかったら、これまで築いたちっぽけな山すらも野に還ります。私自身にすら嫌われてしまいます。

それでも、やらなければ何も進みません。やるしかないのです。何を前向きに思ってもあらゆる不安は消えません、不幸な未来を想像するたび、腹の底でゾワゾワと何かが蠢きます。しかしこれで良いのです。何の不安もなしに創られる創作など高が知れております。この不安をすべて背負って、やるしかないのです。

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今回は、無事に思いつきましたので、なんとかなりそうです。それでも、次はわかりません。また次の不安を背負いながら、まだまだ何かを創っていきます。