ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

インファイターズ

 

 

 

 

 

 

2022/12/11

インファイターズ

鹿児島、熊本と2日が明け、本日は3日目、福岡でのライブです。連日ライブはたまにやる我々ですが、3日連続ってのは久しぶりです。やらないのは体力というよりもサポートとの予定が合わせづらいからなんですが、実際に3日目をやるとなると、やはり体力面に憂いが帯びられます。

疲労が困憊でもう立てないということはなく、日常に支障はないのですが。ちょっと立ち上がったりするたびに全身を違和感が駆け巡ります。そりゃあそうです。ライブは疲れますし、それを抜きにしたライブの日の1日の行程ってのも、そんなに楽なモノではないのでね。

とは言っても、お客さんにそんなことは関係ありませんし、逆に疲れていることで余計な力みが取れたりもします。連続でライブをする事でメンバー間の仲もよくなるので、初日より3日目のライブの方が良い、なんてこともザラにあります。

そんなわけで迎えた3日目は福岡キューブリック佐賀県マイパストサマーのレコ発です。

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インファイト、と名がつくに相応しい、ララパルーザなイベントでした。みな強かったですな。世界電球とは、一度共演の予定が飛んでしまった過去があるので、ご一緒できてとても嬉しい。こういうのも縁です。

共演はみな強かったですが、我々も負けてはいられません。サポートドラマーのジェイくんとは、まだ一緒にやるのら日が浅いですが、3日もしていれば自然と気持ちが揃ってきます。3日間の集大成を見せてやるぜ、という気持ちでライブに挑みました。そしたら途中のMCが想像の倍くらいウケてしまいました。それはもう本当に、進行に支障をきたすほどウケてしまいました。あれは、なんか、凄かったですな。あれで良かったのか悪かったのか、いまだに自分で判断ができていません。

しかしまぁ、最後は掻き鳴らしに掻き鳴らし、無事に三連戦を終えることができました。いやはや、ありがとうございますぜ。

 

最近は我々、結構若いバンドマン方に褒めてもらえる機会が多く、誇らしい反面、嬉し恥ずかしもあります。しかし先日サポートの岡田くんに「イイジさんは褒めると調子乗って失敗するから褒めちゃダメなんです」と言われたので、ちょっと厳しく戒律していきます。心当たりがありすぎる。ひええ。

人から「憧れです」みたいに言われても、もう謙遜はしません。代わりいつまでも憧れでいられるよう、しっかりと研鑽をしていきます。上を見ればキリがない道。積み上げた信用は崩れる時は一瞬です。より厳しく、誇りをもって人生を張り巡らせていきます。

この3日間、どいつもこいつも油断できない若者だらけでした。気を抜けば後ろから刺されそうでひやひやします。しかし最強は我々、総合力で言えば最強は我々なのです。その点はバンド結成時から一瞬たりともブレちゃいません。

もちろん私も十何年バンドやっていて、それは幻想なんだってのは知ってます。知ってますがわかってはいません。こじつけ、暴論、言葉遊び、何でも結構。あらゆる論理を用いて我々は最強であり続けます。若手も、同期も、先輩も、戦っていきましょう。レーベルとかSNSとかではなく、できればライブハウスでインファイト、していこうではありませんか。