ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

幸せのサイゼリヤ

2023/2/22

本日もまたバンドのポスター配りにて、随所をぐるぐる巡っておりました。受け取って頂いた方、ありがとうございます。しばらく壁面の一部をお借りします。お世話になります。

配り終えた箇所が迂闊にも、JPFCよたれ氏の縄張りだったので、飯を喰らいに行く事にしました。JPFCはジャスティスフェニックスフィットネスクラブの略です。そういうバンドがあるんです。いつも表記にマジ困る。

普段行かない、少し離れた街。どんな飯が食べられるかと思っていたら、選ばれたのはサイゼリヤでした。しかも少し離れた、車で10分ほど蛇行してのサイゼリヤでした。離れた街まで来て何をやっているんだか。

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しかしね、みなさんご存知だとは思いますが、サイゼリヤってのは最高なんです。10数年前くらいに「まぁうまいよねw」くらいの評価だったはずのサイゼリヤが、他のすべての飲食店が値上げをしている中で低価格を保っているので、いま「美味いし安いし神」みたいな立ち位置になってるの、面白いと思いませんか。私は思います。

サイゼリヤ、たまに歌詞を書きに行っていたのですが、友人と行ったのは久しぶりでしてね。ふたりでまるで居酒屋のように、いろんな料理をちょっとずつ注文するという大人の遊びをしてしまいました。しかしどれも美味いし、安い。しかも「羊肉の串焼き」とか「モツのイタリア風煮込み」であったり、どれもちょっとずつ面白いのがまた良いですね。

普段、どれを頼むか迷いに迷い、結局安さでドリアを頼んでしまう私にとって、この会は桃源郷でしたね。普段メニューで見ていた美味そうなモノが、だいたい全部食べられました。特によたれ氏はサイゼリヤで食べるのが3回目くらいだったらしく、えらく感動しておりました。サイゼリヤにてうめぇうめぇ、安いうめぇと料理に箸、ならぬフォークを伸ばす33歳2人。見る人が見りゃ滑稽なんでしょうが、我々は間違いなく幸せでありました。

結果、サイゼリヤにて2人で五千円と、結構な豪遊をいたしました。お酒も入っていますが、2人ファミレスで払うにはそれなりな額。しかし我々が享受した幸せはそれどころではなく、満悦で店を後にしました。ありがとうサイゼリヤ。なんならたぶん、イタリアに行くより満足したと思う。あと頼むから、ちょっと値上げをしてくれ。無理すんな。

 

まぁサイゼリヤも勿論なんですが、友人と飯を喰らうのはやはり楽しいです。よたれ氏と私はやってる音楽こそ違いますが、音楽に対する考え方、音楽との付き合い方みたいなスタンスが結構似通ってると思っていて、そういう無理なく付き合える人間です。ちなみに私も彼も、「音楽は恋人」ではなく「音楽はドラッグ」でもなく「音楽は良き友人」というタイプの人間です。そういう人は、あんまりいなかったりするんですよなぁ。

33歳未婚、ほぼ職なしに近いバンドマン、肩書きを見りゃ悲惨に捉える人もいるでしょう。しかし私は胸を張って幸せだと言えます。音楽を含め、良き友人達のおかげですぜ。感謝しかねぇ。