ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

ミュージックの話

2023/3/24

昔聴いていた音楽を、聴いていました。

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古のインターネットオタクなので、当然のように「東方プロジェクト」は通っております。大学時代、原作のゲームを狂ったようにプレイしておりましたね。同時に曲も聞いていました。ゲーム中はずっと音楽が鳴っているわけで、聞いていた、というよりも絶えず鼓膜に注ぎ込まれていた、という表現の方が近く、それくらい馴染みのあるミュージック達です。画像の曲は、厳密にはゲームの曲ではないのですが。

もちろん、こいつらはゲームをやりながら聞くことで完成される音楽なので、知らない方に積極的にオススメできるモノではないですし、いわゆるオタクの音楽なのは間違いがないです。しかしそれでも、やはり良いメロディは鳴っていて、それらに貴賤はまったくありません。

メロディ、ってのは不思議なもんですな。単なる音の上下の動きで、なぜ人の心が揺れるのでしょうか。歌詞が入っていれば、まだ歌詞の内容で感動できる、っていうのはあると思うのですが、それも入っていないただのメロディでも人は感動します。そもそもクラシックなんかはあんまり歌詞はないですし。

もちろん、そこにはハーモニーもリズムもあって、それらの組み合わせで音楽ってのはできているんですが、そもそも良い音楽で人間は感動したり、とうとう泣いたりするってのは、なんなんでしょうね。科学的に解明されているのでしょうか。わからんですが何にせよ、昔から人類は、誰に何を言われるでもなくずっと音楽を作ってきました。それはきっと、生きていく上で必要だったんでしょうな。

今私が曲を作っているのも、言うなれば古来から続く人類の種としての文化、その延長線上なのかもしれません。規模的に見れば私の存在なんぞカスみたいなもんですが、それでも文化の一端を担っている事は間違いないと思っています。それがほんの僅かであっても、きちんと責任をもって全うしていきます。

まぁ、普段からそんな御託を振りかざしているわけじゃないんですがね。たまにこうやって格好つけることで、また少し自己満足に浸れるのです。あぁ気持ちが良い。あぁ心地が良い。