ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

夏の空虚

2023/7/17

外は灼熱、人を殺さんばかりに輝いて、蝉は轟々鳴いていました。私はそれを横目に、ずっと室内にいて、今日は何をしていたんでしょうか、よく覚えていません。

洗濯をしたのは覚えています。3日ほど家に帰らなかったので、その分の負債を洗い流していました。ホームページの更新はしました。昼食にパンを齧っていました。冷蔵庫の中も減っているので買い物も行かねばなりません。昨日までの疲れも、そこまで苦心するほど残っているわけではないです。外はやんなるくらいに快晴です。

そんな何でもできる日でしたが、よくわからんまま何かすることなく過ぎていきました。今日は海の日らしいですな。海なんて、もう何年入ってないでしょうか。夏になるたび、何となく入りたくなる欲求はあるのですが、叶えられたことはありません。

また今年も、ブログに書く内容すら困ってしまう、そんな薄く浅い日で埋め尽くされて、夏は終わってしまうのでしょう。それについて、それはいけないと一念発起する気概がわかないのも、また何となく夏の感じではあります。今年もまた、膨れた空気に押し潰されながら、ゆっくりと地を這って行くのでしょう。