ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

ザ・ダンザイ

2023/8/4

仕事をしたり、役所に行ったり、買い物をしているうちに一日が終わりました。やる事はやったのですが、そのほとんどが音楽とはあまり関係のないものでした。今は疲れて寝床に横たわり、ブログ書くのが面倒くせぇなぁと思いながら1時間ほど無為に電子版を眺めていました。今日という貴重な一日が終わっていきます。

そもそも、今日という日は貴重なのでしょうか。もちろん2023年8月4日というのは私の人生どころか人類が歴史を数で刻む限り2度と訪れない日であります。しかしそれは、私の残りの人生の日数すべてと同価値のはずです。貴重というのが相対的なのか絶対的なのかで変わってはきますが、それにしたって大したものではなさそうです。

そもそも、日時や時間だって人類が暮らしやすいように言語化、数字化されたものであって、本来の生物としてのホモサピエンスとしては関係がありません。正月やクリスマスを気にする猫や犬はいないでしょう。暗くなるか眠くなれば眠り、起き次第行動を開始する、すべては本能の命令のままにその生涯を送る、生物ってのは本来こんなもんです。

そう考えれば、こんな私の今日1日でも素晴らしいものに思えてくる気がしませんか。どれだけ考えても私はしません。ほとんどしません。罪悪感や徒労感はこの時期の太陽のように、一切の抵抗のない、垂直落下みたいな速度で私を灼きにきます。疲れた身体は無防備に晒され、寝床の上でのたうちながら、2023年の8月4日が終わろうとしているのです。