ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

浮かぶ不安

2023/9/22

仕事終わり、銭湯の湯で全身をひたひたにして、サウナで内蔵を焼き、水風呂でサッとシメて、外気の中を浮遊して、虚な快楽に興じておりました。銭湯、サウナに通い始めて5年くらいになります。最近は残高のこともあり数は減っていますが、私にとって、定期的な巻き直しに欠かせない存在になっています。

風呂上がり、前はフルーツ牛乳がマストでしたが、昨今はまた残高のこともあり、熱いお茶を啜っています。

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磨き上げた脳味噌で、またこれからの事を考えていました。考えれば考えるほど、不安は募ります。先のことで確定していることなど何ひとつなく、今どれだけ考えても、どれだけ動いても、確率が変動するだけで決まりはしません。その変動とて目に見えるものではなく、上がってんのか下がってんのかわからんまま動いています。もう何もわからんもんです。

ひとつの予定が終われば、それについては安心しますが、また次の予定が次々にやってきます。不安の順動は止まりません。仮にもし予定がないとしたら、予定がないことに今度は不安を覚えるでしょう。マジでどうしようもないですね。いつの間にか散らかる部屋みたいに、心配事は部屋中に散らばっています。

死ぬまで心臓が動いているように、死ぬまで腹が減るように、たぶん死ぬまで不安は私に付きまとうのでしょう。この歳になりゃ流石に慣れてはいるんですが、やはり不安ってのは、不安なのです。しかし不安のあまり動き続けたことで何とかなった事案も過去にはあるので、「どうにかなるさ」と開き直ることも憚られます。こういうモノをぼかしたり、またはっきりピントを合わせて捉えるために、やはり私には銭湯が不可欠なのです。