ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

徘徊のすすめ

2023/9/24

天気が良かったので、お外を徘徊しておりました。特に行き先も目的も決めていない、正真正銘の徘徊です。それでも歩けば何処かには着きます。町中の花を撮ったり、軒先の犬を撮ったりしたら、コンビニでコーヒーを買って川辺の公園で飲んでいました。

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公園では親子が自転車の修練をしていたり、犬の散歩をしている人もいましたが、ここの公園は車通りが少ないのでとても静かです。ベースの音が無くなったような透明な空気の中、親子とは離れたベンチでコーヒーを飲んでいました。通報されませんように、と祈りながら。

 

コーヒーの紙カップを潰してポケットに無理矢理イン。またアテもなく歩きました。何も考えずに歩いていると、すーっと自然に接続されるような感覚がします。踏んだ公園の土の感触、呼吸で膨らむ肺と心臓の鼓動、太陽を受け止める髪と皮膚、虫の声と草のざわめき、普段感じているのに無視している感覚が蘇ります。実生活、油断するとすぐ接続は外れてしまいますので、定期的に繋ぎ直さねばならんです。これをやると、いかに現実で現実感を失っていたかがわかるのでオススメです。

晴れた日にラフな格好で、音楽も聞かず何も考えず、ボーっと歩を散らしてみましょう。道中の花とか草とか、鳥とか、散歩してる犬とか、雲の形でも見ながら歩きましょう。精神がシャワーを浴びるような感覚で、さっぱりしますよ。オススメ、です。