ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

魂のア アララララ ア アァ

2023/10/8

こないだから、少しSOUL'd OUTを聞いています。

f:id:iijitakahiro:20231008213957p:image

もう知らない人もいるでしょう。2005年くらいに世間でヒットしていた音楽です。ちょうどアジカンのソルファ辺りと同じだったと記憶しております。いわゆるヒップホップ、ラップに位置する音楽で、当時はちょっとしたブームみたいになっていましたね。

例えばリップスライムであるとか、キックザカンクルーなんてグループもいましたが、彼らの放つ圧倒的な陽のオーラとハッピーピープル感が受け付けず、私はずっとSOUL'd OUTを聞いていました。彼らの硬派感とキャッチーさのバランスは、当時のロックンロールなんかとむしろ似た気配を感じるのです。私の周りの、いわゆるオタクっぽい奴等(無論私も含む)もみな聞いていましたね。しかし誰もヒップホップにハマるようなことはなく、本当にこのジャンルはこれだけ聞いていました。不思議なもんです。

今、改めて聞いてみても、やはり格好いいと思いますし、当時から妙ちきりんな音楽だと思っていたこれは、今聞いてみても妙ちきりんで面白かったです。中々、ロック以外の音楽を普段聞かないので、たまに別のジャンルを聞いてみると新鮮ですな。何せギターが入っていなかったりします。とても新鮮。色んな曲で色んなジャンルにぶっ飛んだりする、彼等の冒険心はやはり見習うべきなのかもしれません。最近は保守に入ってないか?私。気をつけろよ私よ。

 

これを聞いていると、中学時代を思い出します。ああ中学時代、我が暗黒の中学時代。なんだかんだ友達もいて、それなりに楽しい日々は送っていましたが、全体の総括として陰鬱としていました。しかしそんな日々があったからこそ今の私があるのです。あの時期が必要だったとは思いませんが、不要だったとも思えません。お陰様で今は、順当に魂をソウルドアウトしております。できれば、チケットもソールドアウトさせたいもんです。ア アララララ ア アァ。